電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91081

タイトル(和文)

地下探査用孔内型岩盤レーダの試作

タイトル(英文)

EXPERIMENTAL BOREHOLE RADAR SYSTEM FOR UNDERGROUND PROSPECTING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電気事業は比較的早くから地下空間及び地下資源を利用してきた。また,将来の地下利用構想は発・送・配電の各部門に関わっている。これらの地下利用構想を容易に実現するためのキーテクノロジーに電磁レーダによる地下可視化技術がある。今回,岩盤性状調査用の透過型ボアホールレーダを試作した。本機は広帯域アンテナを使用し,実地盤における電磁波透過試験から電磁波透過距離を推定したところ,減衰率0.15Np/m,比誘電率5.7の岩盤(日本国内の中程度の花崗岩に相当)中において40m程度であることを確認した。また,本機の使用電磁波は中心周波数140MHz,周波数帯域幅120MHzのモノサイクル正弦波,使用可能ボーリング孔径75mm,使用可能深度50mである。また,本機を用い,花崗岩地域に於て試験を実施した。本データからジオトモグラフィー像を実際に再生,その現場適用性についても検討した。

概要 (英文)

ELECTRIC UTILITIES HAVE USED UNDERGROUND SPACES AND RESOURCES. FUTURE PLANS CONCERN GENERATION,TRANSMISSION,AND DISTRIBUTION. VISUALIZATION OF UNDERGROUND BY RADAR USING EM WAVES IS A SIGNIFICANT TECHNOLOGY TO ACHIEVE FUTURE PLANS. WE MADE A BOREHOLE RADAR SYSTEM ON AN EXPERIMENTAL BASIS FOR INVESTIGATION OF ROCKS. ITS MAXIMUMDEPTH PROBING WAS 40M IN ROCKS WITH AN ATTENUATION CONSTANT OF 0.15 NP/M AND A DIELECTRIC CONSTANT OF 5.7. THE EM WAVE IS A MONO-CYCLE SINE WAVE WITH A CENTER FREQUENCY OF 140 MHZ. THE FREQUENCY IS HIGHER THAN OTHER RADAR SYSTEMS. THE APPLICALOLE BOREHORE SIRE IS 75 MM PHAI AND 50-MDEEP. FURTHERMORE,A GEOTOMOGRAPH WAS RECONSTRUCTED USING DATA MEASUREDBY PENETRATING TESTS IN NATURAL GRANITE.

報告書年度

1991

発行年月

1992/06/01

報告者

担当氏名所属

田辺 一夫

狛江研究所送配電部放電研究室

天野 雄二

狛江研究所送配電部放電研究室

鈴木 浩一

我孫子研究所立地部地盤研究室

キーワード

和文英文
地下探査 UNDERGROUND PROSPECTING
レーダ RADAR
電磁波 ELECTROMAGNETIC WAVE
岩盤 ROCKS
ジオトモグラフィー GEOTOMOGRAPHY
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