電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91065

タイトル(和文)

磁界センサを利用したガス絶縁機器の接触不良診断手法-実規模GISでの実証結果-

タイトル(英文)

NEW DETECTION METHOD USING MAGNETIC-FIELD SENSOR FOR INCOMPLETE CONTACT IN GIS -APPLICATION TO PRACTICAL GIS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ガス絶縁機器の事故要因の一つである導体接触不良に対する診断手法を提案し,実規模GISでの異常模擬試験からその有効性を実証した。診断手法の原理は,接触不良による導体接触部の通電電流分布の変化を容器外部の磁界変化から検出するものであり,センサとして光学磁界センサを使用している。実規模GISを使用して,各種の接触不良模擬に対する電圧・電流試験を行った結果,接触不良部の電流路の変位に伴う磁界変化を確実に検出することが検証された。さらに,検出磁界の変化が接触不良部の電流分布を仮定した磁界計算結果と良く一致することが確かめられ,提案の診断手法の有効性が実証された。本手法は実使用状態の常時監視診断として有効である。

概要 (英文)

INCOMPLETE CONTACT IS A SERIOUS CAUSE OF FAULTS IN GIS. A NEW METHOD FOR DETECTING INCOMPLETE CONTACT HAS BEEN DEVELOPED. THIS TECHNIQUE MEASURES THE VARIATION IN THE MAGNETIC FIELD CAUSED BY THE CURRENT DISTRIBUTION AT THE INCOMPLETE CONTACT. A FEASIBILITYEXPERIMENT WAS CONDUCTED BY APPLYING THIS TECHNIQUE TO A CONNECTION OFA 300-KV PRACTICAL GIS. IT WAS CONFIRMED THAT THE DEVIATION OF THE CURRENT PATH CAUSED DIFFERENCES IN THE MAGNETIC FIELD THAT COULD BE DETECTED BY A MAGNETIC SENSOR. THE DIFFERENCE AGREED WITH THE APPROXIMATE VALUE CALCULATED FROM THE ESTIMATED CURRENT PATH. THIS METHOD PROMISES A USEFUL DEVICE FOR DIAGNOSIS OF INCOMPLETE CONTACT WHICH CAN BE USED DURING OPERATION.

報告書年度

1991

発行年月

1992/05/01

報告者

担当氏名所属

藤波 秀雄

狛江研究所送配電部放電研究室

宅間 董

狛江研究所

河本 正

狛江研究所送配電部放電研究室

八島 政史

狛江研究所送配電部放電研究室

泉 邦和

横須賀研究所電力部新素材研究室

キーワード

和文英文
GIS GIS
接触 ELECTRIC CONTACT
診断技術 DIAGNOSTIC
磁界センサ MAGNETIC-FIELD SENSOR
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