電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
T91060
タイトル(和文)
ランダム流体力のモデル化によるFBR中間熱交換器伝熱管の振動衝突特性の評価
タイトル(英文)
EVALUATION OF VIBRATION AND IMPACT CHARACTERISTICS OF HEAT-TRANSFER TUBES IN IHX OF FBR BY FLUID FORCE
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
FBR中間熱交換器を小型化し,プラントコストの低減をめざす設計の際,流力振動に起因する伝熱管の疲労やこすれ・振れ廻り運動によるフレッティング等の管損傷の発生の可能性を検討しておく必要がある。本研究で任意の支持構造を持つ中間熱交換器伝熱管の振動とそれによる衝突特性を計算機を用いて精度良く評価する方法を作成した。中間熱交換器伝熱管群に流れが当たる際,乱流によって生じるランダム流体力の統計量を実験で求め,定式化した。これにより実証炉中間熱交換器伝熱管の振動レベルの評価が可能となった。また,伝熱管が比較的大きく振動する際の管と管支持板の間で生ずる衝突現象を実験で検討し,振動の大きさに対する衝突力の大きさやすべり量を求めた。これらの評価法を組み合わせることにより,伝熱管の長期振動健全性を検討する際必要となる振動時衝突特性を,任意の支持形状の伝熱管に対して評価できるようになった。
概要 (英文)
IN COMPACT LMFBR INTERMEDIATE HEAT EXCHANGERS,FAIRLY-LARGE-AMPLITUDE VIBRATION OF HEAT-EXCHANGER TUBES CAN BE INDUCED BY HIGH-SPEED FLOW OF COOLANT. THE VIBRATION MIGHT CAUSE FRETTING WEAR OR TUBE FATIGUE. IN THIS STUDY,METHOD TO EVALUATE TUBE VIBRATION LEVELS WAS INVESTIGATED BASED ON FLUID FORCES OBTAINED IN AN EXPERIMENT. FURTHERMORE,THE IMPACT FORCE,SLIP RATE,AND WORK RATE OF THE TUBE VIBRATION WERE OBTAINED EXPERIMENTALLY. FRETTING WEAR OF TUBES CAN BE EVALUATED USING THE TUBE-VIBRATION EVALUATION METHOD AND THE OBTAINED WORK RATE.
報告書年度
1991
発行年月
1992/05/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
安尾 明 |
狛江研究所FBR部革新炉研究室 |
共 |
稲田 文夫 |
狛江研究所FBR部革新炉研究室 |
共 |
河村 孝治 |
原子力総合推進室軽水炉新技術グループ |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
FBR | FBR |
中間熱交換器 | IHX |
振動 | VIBRATION |
流体力 | FLUID FORCES |
衝突特性 | IMPACT CHARACTERISTICS |