電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T90066

タイトル(和文)

自然循環BWRの流動特性に及ぼすライザの影響(起動時模擬の低圧条件下における流動実験と解析)

タイトル(英文)

EFFECT OF RISER LENGTH ON NATURAL CIRCULATION CHARACTERISTICS FOR BOILING TWO-PHASE FLOW (STEADY-STATE ANALYSIS ANDSTABILITY AT LOW PRESSURE START UP)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

次世代炉として提案されている自然循環BWRは,再循環ポンプを用いずに長いライザを設置し,循環流量を得る。ライザ部は自然循環力のほとんどを生み出し,自然循環BWRの流動に大きな影響を与えるが,自然循環BWRの流動特性に与えるライザの影響については,十分にわかっていない。本報告書では,第1段階として,大気圧条件下で自然循環BWRを模擬した長いライザを有する自然循環ループの流動特性を実験および解析により評価した。大振幅流量振動は,大気圧条件では,ライザ長さを長くしたほうが振発生しやすくなる場合があることがわかった。また,ライザが長く体系の圧力が低いほど,高さ方向の圧力降下により水の沸点が下がって沸騰する減圧沸騰の影響が大きくなり,加熱をしていないライザ部でも沸騰が生じることがわかった。

概要 (英文)

A NATURAL-CIRCULATION BWR SUCH AS THE GE-SBWR HAS BEEN PROPOSED FOR NEXT-GENERATION LWRS. A LONG RISER INCREASES THE RECIRCULATION FLOW RATE AND STABILIZES THE SYSTEM. SINCE THE LONG RISER GENERATES THE MAJORITY OF THE RECIRCULATION FORCE,THE FLOW CHARACTERISTICS SHOULD BE EVALUATED TO IMPROVE RELIABILITY AND PERFORMANCE AND TO CONSIDER FEASIBLE POWEER LEVELS. THIS PAPER INVESTIGATES FLOW CHARACTERISTICS OF A NATURAL-CIRCULATION LOOP INCLUDING A LONG RISER ANALYTICALLY AND EXPERIMENTALLY UNDER ATMOSPHERIC PRESSURE. IN A LOOP WITH A LONG RISER,RECIRCULATION FLOW OSCILLATION OCCURS IN THE RANGE WHERE IT DOES NOT OCCUR WITH A SHORT RISERD THOUGH LONG RISERS ARE SAID TO STABLIZETHE SYSTEM. A BOILING-INDUCED PRESSURE DROP IN THE VERTICAL DIRECTION OCCURS MORE READILY WITH INCREASED RISER LENGTH AND DECREASED SYSTEM PRESSURE.

報告書年度

1990

発行年月

1991/06/01

報告者

担当氏名所属

稲田 文夫

狛江研究所発電プラント部機械研究室

安尾 明

狛江研究所発電プラント部機械研究室

河村 孝治

狛江研究所発電プラント部機械研究室

キーワード

和文英文
沸騰水型原子炉 BWR
自然循環炉 NATURAL CIRCULATION REACTOR
熱水力 THERMAL HYDRAULICS
静特性 STEADY-STATE CHARACTERISTICS
安定性 STABILITY
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