電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
T90064
タイトル(和文)
蒸気発生器伝熱管のフレッティング損傷評価
タイトル(英文)
TUBE-TO-SUPPORT DYNAMIC INTERACTION AND FRETTING OF STEAM GENERATOR TUBES
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
蒸気発生器(SG)伝熱管はある間隔で支持構造物で支持されているが,伝熱管の熱膨張による伸びの吸収や伝熱管の挿入性のために伝熱管と支持構造物の間には隙間が存在する。このため,流れによって誘起される伝熱管の振動は支持構造物への伝熱管の衝突・すべり運動を発生させ,伝熱管のフレッティンギ摩耗の原因となる。伝熱管の摩耗は伝熱管の長期健全性にとって重要な問題となる。本報告では,伝熱管の振動,衝突・すべり運動,フレッティング摩耗について一連の評価手法を検討し,これらを結びつけて伝熱管の振動や支持部における伝熱管の設置状態が摩耗損傷に与える影響評価手法を開発した。この手法はSG伝熱管の健全性・長寿命化の検討,伝熱管損傷抑制支持構造の開発・評価,新型SGの設計評価に適用できるものである。
概要 (英文)
THIS RESEARCH DESCRIBES TUBE-TO-SUPPORT DYNAMIC INTERACTION AND FRETTING WEAR OF SG TUBES EXCITED BY FLOW-INDUCED VIBRATION AND DEVELOPS AN EVALUATION METHOD. TUBE WEAR WAS GENERATED BY MECHANICAL EXCITATION IN HIGH-TEMPERATURE PURE WATER. THE EFFECT OF THEVIBRATION MAGNITUDE AND TUBE INSTALLATION CONDITIONS ON TUBE WEAR WEREEVALUATED. THESE METHODS CAN BE USED TO ESTIMATE THE INTEGRITY OF SG TUBES AND TO DEVELOP NEW TUBE SUPPORT DESIGNS TO PREVENT TUBE DAMAGE ANDTO DESIGN NEW TYPES OF SG.
報告書年度
1990
発行年月
1991/06/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
河村 孝治 |
狛江研究所発電プラント部機械研究室 |
共 |
稲田 文夫 |
狛江研究所発電プラント部機械研究室 |
共 |
安尾 明 |
狛江研究所発電プラント部機械研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
蒸気発生器伝熱管 | STEAM GENERATOR TUBE |
フレッティング | FRETTING |
振動 | VIBRATION |
衝突・すべり運動 | TUBE-TO-SUPPORT INTERACTION |
損傷速度 | WEAR RATE |