電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
T90020
タイトル(和文)
ファジィ理論による発電機励磁制御方式-基本論理の開発-
タイトル(英文)
GENERATOR EXCITATION CONTROL USING FUZZY THEORY -DEVELOPMENT OF FUNDAMENTAL CONFIGURATION-
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
発電機の安定度の維持とその向上は,電力系統の信頼度を確保して,より経済的な運用を行うため不可欠なものである。現在,発電機での安定度向上対策としては,主に励磁方式としてPSS付超速応励磁制御方式が適用されている。しかし,この方法にも,たとえば系統状態や運転状態などの広い変化範囲にわたって最適な効果を発揮することができないなどの面において限界がある。本報告では,ファジィ理論による新しい発電機励磁制御方式を開発した。当所の電力系統動特性解析プログラム(Y法)を用いたシミュレーション計算により,開発した方式は,自動電圧調整器として基本的性能,一機無限大母線系統モデルにおける安定度向上効果,ならびにロバスト性が,現用のPSS付超速応励磁制御方式と比較して優れていることを検証した。
概要 (英文)
POWER SYSTEM STABILITY IS ESSENTIAL FOR RELIABLE AND ECONOMICAL OPERATION OF POWER SYSTEMS. QUICK-RESPONSE EXCITATION CONTROL WITH PSS IS USED TO IMPROVE POWER SYSTEM STABILITY AT GENERATORS. THIS METHOD,HOWEVER,IS NOT ALWAYS SUFFICIENT FOR APPLICATION OVERA WIDE POWER SYSTEM CONFIGURATION,AND LOAD FLOW,ETC. THIS PAPER PROPOSES A NEW GENERATOR EXCITATION CONTROL SCHEME USING FUZZY THEORY TO IMPROVE POWER SYSTEM STABILITY. THE PROPOSED SCHEME WAS VERIFIED AS HAVING BETTER PERFORMANCE THAN CONVENTIONAL EXCITATION CONTROL BY SIMULATING AONE-MACHINE-TO-INFINITE BUS SYSTEM.
報告書年度
1990
発行年月
1991/03/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
北内 義弘 |
狛江研究所電力システム部系統制御研究室 |
共 |
谷口 治人 |
狛江研究所電力システム部系統制御研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
ファジイ理論 | FUZZY THEORY |
発電機 | GENERATOR |
励磁制御 | EXCITATION CONTROL |
系統安定度 | POWER SYSTEM STABILITY |