電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T90009

タイトル(和文)

冬季雷の雷しゃへいに対する理論的検討(その1)-上向き雷の発生を考慮したしゃへい理論の基礎検討-

タイトル(英文)

ANALYTICAL STUDY OF SHIELDING AGAINST LIGHTNING STRIKES IN WINTER (PART1) -SHIELDING THEORY WITH UP WARD LEADER

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

当所では既にモデル実験により,一様雷雲下および雷雲接近時の高建造物への上向きリーダに起因する雷撃特性について実験的な検討を行うと共に,冬季雷の観測を行ったきた。本報告は冬季雷の観測結果に基づき,上向き雷を考慮したしゃへい理論を提案するものである。結果の主要点は以下のように要約される。(1)冬季雷の高建造物への雷撃が,高建造物からの上向きリーダの発生の可否で定まるとする新しいしゃへい理論を提案した。(2)本理論によって高建造物への雷撃率を試算し,観測結果と良く一致する結果を得た。(3)種々の条件における高建造物の冬季雷に対するしゃへい特性の例を示した。

概要 (英文)

A SHIELDING THEORY THAT CONSIDERS UPWARD LEADERS FROM HIGH STRUCTURES IS PROPOSED TO PREDICT THE CHARACTERISTICS OFLIGHTNING STRIKES ON HIGH TOWERS ON THE SEA-OF-JAPAN COAST IN WINTER. IN THIS THEORY,IT IS ASSUMED THAT IF THE ELECTRIC FIELD AT THE TOP OF ATOWER EXCEEDS A CRITICAL VALUE AS A RESULT OF THE CHARGE IN THUNDERCLOUDS,AN UPWARD LEADER DEVELOPS AND LIGHTNING STRIKES THE TOWER. SHIELDING CHARACTERISTICS CALCULATED ACCORDING TO THIS THEORY AGREE WITH FIELD OBSERVATIONS VERY WELL,SHIELDING EFFECTS FOR HIGH STRUCTURES UNDER VARIOUS CONDITIONS ARE CALCULATED USING THE THEORY.

報告書年度

1990

発行年月

1990/11/01

報告者

担当氏名所属

新藤 孝敏

狛江研究所送配電部絶縁研究室

相原 良典

狛江研究所送配電部絶縁研究室

キーワード

和文英文
冬季雷 WINTER LIGHTNING
しゃへい理論 SHIELDING THEORY
上向きリーダ UPWARD LEADER
雷撃 LIGHTNING STRIKE
耐雷設計 LIGHTNING-PROOF DESIGN
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