電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T90004

タイトル(和文)

線形計画法を適用した電力系統の事故時復旧操作のための系統表現法の開発

タイトル(英文)

A NOVEL POWER SYSTEM REPRESENTATION FOR STUDYING SYSTEM RESTORATION USING LINEAR PROGRAMMING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電力系統の事故時系統復旧操作の検討においては,最適性を理論的に検討できる数理計画手法によるアプローチも必要である。しかし,復旧時の系統操作の対象には不連続量である遮断器などの開閉操作も含まれるため,連続量を扱う線形計画法(LP法)をそのままでは適用できない。このため,以下の新しい系統の表現方法を開発し,その適用可能性を検討した。(1)送電線に直列に仮想移相器を挿入する方法で,系統の開閉状態までを表現する方法を開発した。これにより,復旧操作時の開閉操作とその状態が,LP法での基底,非基底の状態の組合せにより模擬できる。(2)ある系統断面での復旧操作は,停電コストなどを最小にするようなLP法での目的関数を与えて決定できる。これを,例題系統に適用して,各断面での操作個々が最適になされていることを明らかとした。

概要 (英文)

TO STUDY POWER SYSTEM RESTORATION,A MATHEMATICAL PLANNING APPROACH SUCH AS LINEAR PROGRAMMING BY WHICH OPTIMUM OPERATION CAN BE STUDIED THEORETICALLY NECESSARY. RESTORATION OPERATION,HOWEVER,INCLUDES DISCONTINUITY OPERATIONS SUCH AS THE OPEN-CLOSE OPERATIONOF SWITCHGEARS. THEREFORE,LINEAR PROGRAMMING,WHICH ONLY HANDLES CONTINUITY PROBLEMS,CANNOT BE APPLIED TO RESTORATION STUDY WITHOUT A NEW REPRESENTATION OF A POWER SYSTEM. THIS REPORT DESCRIBES A NEW REPRESENTATION AND ITS POTENTIAL FOR RESTORATION STUDY. (1) A NOVEL REPRESENTATION HAS BEEN DEVELOPED WHICH REALIZES THE OPENCLOSE CONDITION OF SWITCHGEARSBY INSERTING AN IMAGINARY PHASE SHIFTER INTO A TRANSMISSION LINE MODELIN SERIES. (2) THE RESTORATIVE OPERATION FROM A CERTAIN STAGE IS DETERMINED BY MINIMIZING THE OBJECTIVE FUNCTION OF LINEAR PROGRAMMING,WHICH REPRESENTS BLACK-OUT COST,GENERATION COST,AND TRANSMISSION-LOSS COST. IT HAS BEEN SHOWN BY APPLICATION TO EXAMPLE SYSTEMS THAT THIS METHOD SELECTS THE OPTIMUM OPERATION AT EACH STAGE.

報告書年度

1990

発行年月

1990/08/01

報告者

担当氏名所属

棚田 一也

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

谷口 治人

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

辻 浩一

北海道電力株式会社

キーワード

和文英文
事故復旧 SYSTEM RESTORATIVE OPERATION
線形計画法 LINEAR PROGRAMMING
シンプレックス法 SIMPLEX METHOD
仮想移相器 IMAGINARY PHASE SHIFTER
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