電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89075

タイトル(和文)

海水環境用ステンレス鋼の孔食,隙間腐食,など局部腐食に関する実験的検討

タイトル(英文)

CORROSION BEHAVIOR OF STAINLESS STEELS FOR SEAWATER APPLICATIONS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

海水環境に適用できるとされる,二相ステンレス鋼とSUS317J1ステンレス鋼について,1モル濃度の塩化マグネシュウム溶液を使い,電気化学的手法で耐食性実験をおこなった。(1)二相ステンレス鋼,SUS317J1ステンレス鋼は,孔食に対してよい耐食性を示した。(2)二相ステンレス鋼は,隙間腐食に対して,一般的なステレンレス鋼に比べよい耐食性を示した。(3)二相ステンレス鋼,SUS317J1ステンレス鋼とも,沸騰電熱面では局部腐食を生じた。(4)アルミニウム黄銅とは逆に,二相ステレンレス鋼は流動腐食に対してよい耐食性を示した。

概要 (英文)

BASED UPON THE RESULTS OF ELECTROCHEMICAL CORROSION TESTS IN 1M MGCL2 SOLUTION,THIS REPORT DESCRIBES THE CORROSION OF STAINLESS STEELS FOR SEAWATER APPLICATIONS. (1)FERRIC-AUSTENITIC STAINLESS (25CR-7NI-3MO),AND SUS317J1 (16CR-16NI-5MO) STEEL ARE VERY RESISTANT TO PITTING CORROSION. (2)FERRIC-AUSTENITIC STAINLESS HAS MUCH BETTER RESISTANCE TO CREVICE CORROSION THAN CONVENTIONAL STAINLESS STEELS. (3)FERRIC-AUSTENTIIC STAINLESS STEEL AND SUS317J1 STEEL SUSTAINED LOCALIZED CORROSION AT HEAT TRANSFER AND BOILING SURFACES. (4)IN CONTRAST TOALUMINIUM BRASS,FERRIC-AUSTENITIC STAINLESS STEEL IS VERY RESISTANT TOEROSION CORROSION.

報告書年度

1989

発行年月

1990/05/01

報告者

担当氏名所属

島田 実

狛江研究所発電プラント部

原田 一行

狛江研究所発電プラント部

キーワード

和文英文
ステンレス鋼 STAINLESS STEEL
隙間腐食 CREVICE CORROSION
孔食 PITTING CORROSTION
海水腐食 SEAWATER CORROSION
電極電位 ELECTRODE POTENTIAL
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry