電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89061

タイトル(和文)

高速増殖炉高温構造用新材料の実用化評価-改良9Cr-1Mo銅の高温延性破壊評価法に関する検討-

タイトル(英文)

FEASIBILITY STUDY ON NEW MATERIALS FOR FBR HIGH-TEMPERATURE STRUCTURES -STUDY ON DUCTILE FRACTURE EVALUATION FOR MODIFIED 9CR-1MO STEEL AT ELEVATED TEMPERATURE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高速増殖炉の二次系配管の構造材料として,高温強度特性あるいはコスト低減の観点から改良9Cr-1Mo銅の適用が検討されている。同銅の構造材料としての適用にあたっては,破壊力学的な観点からの評価手法を確立する必要がある。本報告では,改良9Cr-1Mo鋼母材および溶接継手について高温破壊靱性試験を実施し,母材と溶接材の違い,採取部位,方向の違い,溶接後熱処理の有無等によらないほぼ一定の延性き裂進展抵抗曲線が取得された。さらに,得られた破壊特性データを用いて二次系配管への適用を想定した配管破断条件のJ積分解析を行った。その結果,最大モーメントは実断面応力クライテリオンにより推定でき,また同一口径のSUS304銅配管に比べ,改良9Cr-1Mo銅の方がより大きな最大モーメントを示すことが明らかになった。

概要 (英文)

MODIFIED 9CR-1MO STEEL IS A CANDIDATE MATERIAL FOR FBR SECONDARY PIPING. TO APPLY THE MATERIAL,AN APPROPRIATE EVALUATION BASED ON FRACTURE MECHANICS MUST BE ESTABLISHED. FRACTURE TOUGHNESS TESTS OF MODIFIED 9CR-1MO STEEL BASE METAL AND WELD JOINTS WERE CONDUCTED AT ELEVATED TEMPERATURES. SIMILAR J-RESISTANCE CURVES WERE OBTAINED DESPITE THE DIFFERENCES BETWEEN THE BASE METAL AND WELD JOINTS,OBJECT REGION,ORIENTATION,AND HEAT TREATMENT ETC. ANALYSES OF FRACTURE CRITERIA FOR SECONDARY-PIPE GEOMETRIES BASED ON THE FULLY PLASTIC SOLUTION WERE CONDUCTED. AS A RESULT,IT APPEARS THAT THE MAXIMUM MOMENT CAN BE PREDICTED BASED ON THE NET SECTION STRESS CRITERION. MODIFIED 9CR-1MO STEEL PIPES SHOW MORE A ENDURABLE MOMENT THAN SUS304 STAINLESS STEEL PIPES.

報告書年度

1989

発行年月

1990/05/01

報告者

担当氏名所属

三浦 直樹

狛江研究所FBR部材料研究室

松原 雅昭

狛江研究所FBR部材料研究室

鹿島 光一

狛江研究所FBR部材料研究室

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
改良9Cr-1Mo銅 MODIFIED 9CR-1MO STEEL
破壊力学 FRACTURE MECHANICS
延性破壊 DUCTIEE FRACTURE
J積分 J INTEGRAL
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