電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89055

タイトル(和文)

リチウム二次電池の過充電・過放電サイクル特性-新しい評価法(フロート接続法)による検討-

タイトル(英文)

CHERGE-DISCHARGE CHARACTERISTICS OF LI/MOS2 MULTI CELL INCLUDING AN OVERCHARGED CELL AND AN OVERCHARGED CELL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

少数個の電池で多段直列接続された単電池の挙動を評価できる試験方法(直列接続フロート法)を考案した。この方法は過充電や不足充電状態にあるセルの挙動も一度に評価できる。そこでリチウム/二硫化モリブデン電池について,20%過充電および20%不足充電状態にある電池の充放電サイクル特性をフロート接続法を用いて評価した。その結果,リチウム/二硫化モリブデン電池は過充電,過放電に対してバッファー容量があるため,著しいサイクル寿命の低下はなく,直列接続に対し有利に特性を有することが明らかとなった。

概要 (英文)

THIS PAPER DESCRIBES A NEW TESTING TECHNIQUECALLED THE FLOATING METHOD TO MODEL AND EVALUATE THE BEHAVIOR OF A CELL IN A LARGE NUMBER OF FLOATING CELLS CONNECTED IN SERIES. A LIFE CYCLE TEST OF A LITHIUM/MOS2 SERIES-CONNECTED MULTICELL INCLUDING AN OVERCHARGED CELL AND AN OVERDISCHARGED CELL IN THE CHARGED STATE WAS CARRIEDOUT. THE UNBALANCED CELLS WERE FLOATING IN A SERIES STRING TO REPRESENT THE CELLS IN A LARGE NUMVER OF SERIES-CONNECTED CELLS. THE LIFE CYCLEOF THE UNBALANCED CELLS WAS COMPARABLE TO THAT OF A STANDARD SINGLE CELL. THESE RESULTS SHOW THE ADVANTAGES OF HAVING A SUBSTANTIAL BUFFER CAPACITY ABOVE AND BELOW THE NORMAL VOLTAGE CUTOFF POINTS.

報告書年度

1989

発行年月

1990/08/01

報告者

担当氏名所属

石原 薫

狛江研究所ロードコンディショナー特別研究室

熊井 一馬

狛江研究所ロードコンディショナー特別研究室

池谷 知彦

狛江研究所ロードコンディショナー特別研究室

岩堀 徹

狛江研究所ロードコンディショナー特別研究室

田中 祀捷

狛江研究所開発部

キーワード

和文英文
直列接続 SERIES CONNECTION
リチウム二次電池 LITHIUM SECONDARY BATTERY
過放電 OVERCHARGE
フロート法接続法 OVERDISCHAGE
ロードコンディショナー LOAD CONDITIONER
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry