電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89041

タイトル(和文)

高層ビルにおけるエネルギー消費の将来展望

タイトル(英文)

ENERGY CONSUMPTION OF MODEL HIGH-RISE BUILDING IN A FUTURE DOWNTOWN AREA

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

我が国では高層ビル群の建設による新しい都市づくりが全国各地で活発化している。これらの高層ビルは,最新の設備機器の導入により,エネルギー消費が増大化する傾向にある。この将来動向を把握するため,事務所ビル30階,高さ120m,延床面積50,000平方mをモデルとして設定し,このビルのエネルギー消費の現状(1988年度)を推定した。更にこの現状推定を根拠に,将来のエネルギー消費に関連する変化要因を抽出し,2000年時点における年間エネルギー消費量を定量的に展望した。その結果,(1)現状のエネルギー消費における設備容量て電力換算で,132W/平方m,年間電力換算消費量277kWH/平方mとなった。(2)2000年時点では,ビルの高機能化,アメニティの向上によって,エネルギ消費の設備容量が80%増の240W/平方mに年間電力消費量が66%増の460kWH/平方mにそれぞれに増大する。

概要 (英文)

IN MANY BIG CITIES,NEW DOWNTOWN AREAS HAVE BEEN DESIGNED WITH VERY HIGH-RISE BUILDINGS. ADVANCED FACILITIES IN THE BUILDINGS TEND TO INCREASE THE ENERGY DEMAND. THIS PAPER ESTIMATES THE ENERGY CONSUMPTION OF A MODEL BUILDNG,120-M HIGH WITH 30 FLOORS AND 50,000 SQUARE M OF TOTAL FLOOR AREA. THE TOTAL ENERGY CONSUMPTION OF A NEWMODEL BUILDING IN 1988 AND THAT OF A FUTURE MODEL BUILDING TO BE BUILTIN -2000 WERE CALUCULATED. THE CALCULATED TOTAL ENERGY CONSUMPTION IS 133 W/SQUARE M AND 277KWH/SQUARE M YEAR AS THE TOTAL FACILITY AND THE ANOUAL DEMAND IN 1988. IN 2000,THE MODEL BUILDING WOULD REQUIRE 240 W/SQUARE M AND 460KWH/SWUARE M YEAR (80% AND 66% INCREASE).

報告書年度

1989

発行年月

1990/05/01

報告者

担当氏名所属

辻 明宏

狛江研究所電力システム部

新田 義孝

経営調査室

キーワード

和文英文
高層ビル HIGH-RISE BUILDING
都市の再開発 DOWNTOWN RESTRUCTURING
エネルギー消費 ENERGY COMSUPTION
電力シフト ELECTRIFICATION
事務機器 OFFICE EQUIPMENT
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