電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89036

タイトル(和文)

銅蒸気レーザーの放電特性に関する理論解析-Ne,Heの比較検討-

タイトル(英文)

THEORETICAL ANALYSIS OF DISCHARGE IN CVL -COMPARISON BETWEEN NE AND HE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告書は,銅蒸気レーザーの高効率化の検討を目的として励起源である放電中での電子の運動特性を求める解析法を,位置空間一様なモデルにおいて開発したものである。主な結果は次の通りである。(1)Maxwell分布で表現するよりも,厳密な電子の運動特性が得られる。(2)銅の蒸気圧を左右する放電管温度は,電子の運動特性も変えるため,放電特性に対して重要なパラメーターである。(3)銅の蒸気が1%含まれる場合,レーザー発振に最低限必要とされる換算電界は,Ne中では約8Td,He中で約14Td以上である。

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES A THEORETICAL ANALYSISOF ELECTRON TRANSPORT WHICH HAS BEEN DEVELOPED BY ASSUMING SPATIAL HOMOGENEITY IN MIXTURES OF COPPER VAPOR AND RARE GASES. (1)THIS THEORY GIVES MORE A DETAILED ACCOUNT OF ELECTRON TRANSPORT THAN MAXWELL S EQUATION. (2)THE TEMPERATURE OF THE DISCHARGE TUBE IS AN IMPORTANT DISCHARGE PARAMETER BECAUSE IT GIVES THE PRESSURE OF THE COPPER VAPOR AND THE ELECTRON TRANSPORT CHARACTERISTICS. (3)WITH 1% OF COPPER VAPOR INCLUDED,THEREDUCED FIELD FOR LASER OSCILLATION MUST BE OVER 8 TD WITH NE AND 14 TD WITH HE.

報告書年度

1989

発行年月

1990/04/01

報告者

担当氏名所属

後藤 直彦

狛江研究所開発部新技術研究室

根本 孝七

狛江研究所開発部新技術研究室

キーワード

和文英文
銅蒸気レーザー COPPER VAPOR LASER
ボルツマン方程式 BOLTZMANN EQUATION
電子エネルギー分布 ELECTRON ENERGY DISTRIBUTION
衝突断面積 CROSS SECTIONS
放電理論 DISCHARGE THEORY
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry