電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88090

タイトル(和文)

SVCによる定態安定度向上対策--解析プログラムの開発とモデル系統に対する基礎的検討--

タイトル(英文)

IMOPROVEMENT OF STEADY STATE STABILITY BY SVC -FUNDAMENTAL STUDIES OF SVC APPLIED TO LONGITUDINAL POWER SYSTEM MODEL-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

長距離串型系統には減衰の悪い3~5秒周期の長周期動揺が発生し易いことが知られている。本報告ではこの長周期動揺を定態安定度の面から安定化させる手段としてSVCの効果に着目し,串形系統における最大安定化効果地点を明らかにするとともに,SVC主要パラメータの安定化効果への寄与を考察した。1)串形系統の基本的な動揺形態をS法による定態安定度固有値解析によって示した。2)串形系統にSVCを設置する場合は,端の方に設置した方が安定化効果が大きく,系統の中央部ではかえってダンピングは悪化することを明らかにした。3)SVCのリアクトル制御部のパラメータ(ゲインと時定数)の安定化効果に与える影響とその限界を明らかにした。

概要 (英文)

IT IS KNOWN THAT A LONGITUDINAL POWER SYSTEMIS APT TO CAUSE A NEGATIVE DAMPING LONG-PERIOD OSCILLATION. IN THIS PAPER,A SVC IS APPLIED TO A SIMPLIFIED LONGITUDINAL POWER SYSTEM MODEL,AND ITS STABILISING EFFECT WHICH IS VIEWED AT STEADY STATE STABILITY IS SHOWN. 1)BASIC MODE FEATURES OF SUCH OSCILLATIONS THE IN POWER SYSTEM MODEL ARE SHOWN WITH EIGEN-VALUES AND EIGEN-VECTORS OBTAINED BY THE S MATRIX METHOD WICH IS ONE OF THE MOST SOPHISTICATED METHOD FOR ANALYSIS OFSTEADY STATE STABILITY OF LARGE POWER SYSTEMS. 2)SETTING THE SVC AT THE END OF THE LONGITUDINAL POWER SYSTEM IS MORE EFFECTIVE THAN SETTING AT THE CENTER OF IT. 3)THE PARAMETERS(GAIN AND TIME-CONSTANT)IN REACTOR-CONTROLLER OF THE SVC HAVE INFLUENCE ON STABILISING EFFECT, BUT SUCH EFFECT HAS ITS LIMIT.

報告書年度

1988

発行年月

1989/05/01

報告者

担当氏名所属

吉村 健司

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

キーワード

和文英文
SVC SVC
弱制動 POOR DAMPING
安定度 STABILITY
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