電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88059

タイトル(和文)

リチウム/ポリアニリン電池の開発(2)-エネルギー密度向上のための検討-

タイトル(英文)

RESEARCH AND DEVELOPMENT OF LITHIUM/POYANILINE BATTERY(PART2)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

リチウム/ポリアニリン電池のエネルギー密度向上のために次の2方策の技術的可能性を検討した。(1)電解液の高濃度化による使用電解液量の減少2.25mol/lまで高濃度化した電解液の使用時にも電池特性への影響はほとんどなく,この結果電池エネルギー密度は向上できることがわかった。(2)充放電電位幅の拡大によるポリアニリン正極への挿入アニオン量の増大化充電終止電圧を4.0Vから4.5Vとした時に,サイクル初期挿入アニオン量は55%から75%に増大した。しかし,電流効率が95~97%に低下し,効率の損失がポリアニリンの劣化を招き,サイクルに伴いアニオン量は減少した。実用上,エネルギー密度向上のためには,ポリアニリンの改質により,高電位域で安定にする必要がある。

概要 (英文)

LITHIUM/POLYANILINE BATTERY WAS EXAMINED TO HAVE HIGHER ENERGY DENSITY BY THE FOLLOWING TWO TECHNICS. (1)WITH HIGHER CONCENTRATION ELECTROLYTE,IT IS EXPECTED TO DECREASE AMOUNT OF THE ELECTROLYTE. IT WAS FOUND THAT THE CELL PERFORMANCE HAD LITTLE CHANGE BETWEEN 0.95-2.25 MOL/L. AS A RESULT,A LITHIUM/POLYANILINE BATTERY WITH HIGH CONCENTRATION ELECTROLYTE IS THOUGHT TO HAVE HIGHER ENERGY DENSITY THAN BEFORE. (2)CATHODE CAPACITY IS EXPECTED TO INCREASE WHEN CHARGE POTENTIAL GETS HIGHER FROM 4.0 TO 4.5V. IT WAS CLEARED THAT THE CAPACITY INCREASED ABOUT 1.4 TIMES IN INITIAL CYCLES BUT THAT IT DECREASED WITH CYCLES AND COULOMBIC EFFICIENCY GOT LOWER FROM 100% TO 96%. THE LOSS OF COULOMBIC EFFICIENCY CAUSED THE DEGRADETION OF POLYANILINE AND POLYANILINE MUST BE IMPROVED TO BE STABLE IN HIGH POTENTIAL.

報告書年度

1988

発行年月

1989/05/01

報告者

担当氏名所属

竹井 勝仁

狛江研究所ロードコンディショナー特別研究室

石原 薫

狛江研究所ロードコンディショナー特別研究室

岩堀 徹

狛江研究所ロードコンディショナー特別研究室

キーワード

和文英文
導電性高分子 CONDNCTING POLYMER
ポリアニリン POLYANILINE
リチウム LITHIUM
2次電池 SECONDARY BATTERY
ロードコンディショナー LOAD CONDITIONER
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