電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
T87113
タイトル(和文)
気象リモートセンシング装置の現行気象観測法への適用性
タイトル(英文)
THE ESTIMATION OF THE VALIDITY OF ACONSTIC REMOTE SENSING TECHNIQUE
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
原子力発電所の安全解析に関する気象観測の効率的な運用と観測コストの削減のため,近年急速に進歩した気象リモートセンシング装置の適用性について検討した。(1)ドップラー音波レーダによる風向,風速を現行の鉄塔利用やパイバルと比較するとほぼ同様な値であった。(2)安全審査で使われている排気筒高度に相当する200m程度の風は,ドップラー音波レーダによっても年間の欠測率10%以下で観測できる可能性が確められた。(3)ドップラー音波レーダの実用的な測定高度は400~500m程度であり,安全審査のための特別気象観測に適用した場合,現行法に較べより詳細にサイト上層の気象特性が把握でき得ることが判った。(4)リモートセンジングの観測コストは,現行法に較べ約1/5程度と見積られた。
概要 (英文)
ACOUSTIC REMOTE SENSING OF THE LOWER ATMOSPHERE WAS INVESTIGATED FOR APPLICATION TO SAFETY ANALYSIS OF NUCLEAR POWER STATIONS. (1)THE RELATIONSHIP BETWEEN THE WIND SPEED AND DIRECTION BASED ON DOPPLER SONAR READINGS THE WIND SPEED TAKEN FROM A TOWER-MOUNTEDANEMOMETER,AND PILOT-BALLOON EXPERIMENT RESULTS WERE SIMILAR. (2)DOPPLER SONAR CAN BE USED TO CONTINUOUSLY READ WIND CONDITIONS UP TO 400M 600M HEIGHT. THEREFORE,APPLICATION TO SAFETY ANALYSIS OF NUCLEAR POWER STATIONS IS POSSIBLE.
報告書年度
1987
発行年月
1988/09/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
赤井 幸夫 |
狛江研究所発電プラント部環境研究室 |
共 |
西宮 昌 |
狛江研究所発電プラント部環境研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
リモートセンシング | REMOTESENSING |
気象観測方法 | ANEMOMETER |
上層風 | DOPOLER SODAR |
風速計 | WINDPROFILE |
逆転層 | INVERSIONLAYER |