電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87104

タイトル(和文)

霧中拡散評価モデルの開発(1)降水の物質取り込み過程に関する調査

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF AN ATMOVPHERIC DIFFUSION MODEL IN FOG (1) -A LITERATURE REVIEW OF SCAVENOING PROCESS BY PRECIPITATION

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

霧が物質の拡散・沈着に及ぼす影響を定量的に明らかにすることを目的として降水洗浄に関する研究の文献調査を行い,霧中拡散・沈着モデルの構築に必要な概念,理論,実測・実験値等の検討を行った。この結果,(1)霧が物質の拡散・沈着に与える影響について霧中拡散・沈着モデル中で検討すべき項目が定性的にまとめられた。(2)霧中拡散モデルの骨格となる「降水要素による大気中の物質の除去メカニズム」に関するフローチャートが得られ,モデルでは霧粒,雨滴によるガス状物質,粒子状物質の取り込み量を規定する5つの洗浄係数が必要となることが明らかされた。(3)各理論や観測値を基に,5つの洗浄係数のオーダーが明らかにされた。

概要 (英文)

IN ORDER TO CLARIFY THE EFFECTS OF FOG ON DIFFUSION/DEPOSITION OF POLLUTANTS QUANTITATIVELY,A LITERATURE REVIEW STUDY WAS MADE CONCERNING PRECIPITATION SCAVENGING. GENERAL IDEAS,THEORIESAND EXPERIMENTAL/OBSERVATIONAL DATA REQUIRED FOR A DIFFUSION/DEPOSITION MODEL IN FOG WERE COLLECTED THROUGH THE REVIEW AND DISCUSSED. RESULTSOF THE WORK ARE AS FOLLOWS. (1)THE EFFECTS OF FOG ON DIFFUSION/DEPOSITION OF POLLUTANTS REQUIRED FOR THE MODEL WERE CLARIFIED QUALITATIVELY. (2)MECHANISMS FOR REMOVAL OF POLLUTANTS BY PRECIPITATION ELEMENTS WERE SHOWN IN A FLOW CHART,WHICH POINTED OUT THAT 5 SCAVENGING COEFFICIENTS WERE REQUIRED IN THE MODEL. (3)THE ORDER OF THESE SCAVENGING COEFFICIENTS WERE DETERMINED BASED ON THE THEORIES AND THE EXPERIMENTAL/OBSERVATIONAL DATA.

報告書年度

1987

発行年月

1988/08/01

報告者

担当氏名所属

加藤 央之

狛江研究所発電プラント部環境研究室

藤田 慎一

狛江研究所発電プラント部環境研究室

西宮 昌

狛江研究所発電プラント部環境研究室

キーワード

和文英文
FOG
降水洗浄 PRECIPITATION SCAVENGING
大気拡散 ATMOSPHERIC DIFFUSION
汚染物質 POLLUTANTS
拡散モデル DIFFUSION MODEL
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