電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87080

タイトル(和文)

同期発電機の一時的減速現象-交直流電力系統シミュレータによる試験と考察-

タイトル(英文)

BACK SUING PHENOWIRA OF SYNCHRONOUS GERERATOR -STUDY ON AC-DC POWER SYSTEM SIMULATOR TESTS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電力系統に故障が発生すると,同期発電機の電磁トルクには直流的な変動成分と定格周波数やその倍周波数で変動する交流的な変動成分が現れる。この電磁トルクの交流分成分によって,発電機はすぐさま加速に向かうのではなく,一旦減速方向に動揺してから加速に向かう,逆動揺現象が発生する。この現象は,一般の電力系統の安定度解析のプログラムでは考慮されていないため,安定度解析に与える影響を明らかとしておく必要がある。本報告は,逆動揺現象の基本的な様相を把握し,これに与える種々の要因を明らかとするため,(1)交直流電力系統シミュレータにおいて試験を行い,(2)その試験結果に対する定性的な理論的検討を行うとともに,(3)EMTPによるシミュレーション計算との対比を行った結果をとりまとめたものである。

概要 (英文)

AFTER FAULT OCCURES IN POWER SYSTEM,THE ELECTRO-MAGNETIC TORQUE OF SYNCHRONOUS GENERATOR HAS UNI-DIRECTIONAL COMPONENTS AND ALTERNATING COMPONENTS WHICH OSCILLATE WITH RETED FREQUENCY AND ITS DOUBLE FREQUENCY. THESE ALTERNATING COMPONENTS MAKE THE GENERATORSWING ANGLE MOVE TO BACKWARD FOR A SHORT WHILE AFTER FAULT AND THE ACCELERATION STARTS AFTER THIS. THIS PHENOMENON IS CALLED BACK SWING AND IS NOT CONSIDERED IN GENERAL SIMULATION PROGRAM FOR POWER SYSTEM STABILITY STUDY. THEREFORE THE EFFECTS OF THIS PHENOMENON SHOULD BE CLEARED. IN THIS REPORT,TO GRASP THE FUNDAMENTAL ASPECTS AND TO CLEAR THE EFFECTSOF VARIOUS FACTORS TO THE PHENOMENON THE FOLLOWING RESULTS ARE SUMMARIZED AND DISCUSSED: (1)TESTING AT AC-DC POWER SYSTEM SIMULATOR (2)THEORETICAL AND QUALITATIVE ANALYSIS OF THE TEST RESULTS (3)SIMULATION OF THETESTS BY EMTP

報告書年度

1987

発行年月

1988/09/01

報告者

担当氏名所属

谷口 治人

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

浅田 実

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

平田 裕一

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

鈴木 健一

東京電力株式会社

高祖 聖一

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

キーワード

和文英文
同期発電機 SYNCHRONOUS GENERATOR
逆動揺現象 BACK SUING
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