電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87078

タイトル(和文)

塩原UHV直流試験線によるイオン流およびコロナ特性の基礎研究(Ⅸ)-大イオン密度の実験的検討-

タイトル(英文)

STUDIES ON CORONA AND FIELD EFFECTS OF SHIOBARA HVDC TEST LINE (PART9)-CHARACTERISTICS OF LARGE ION DENSITIES-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ACSR810平方mm,2導体2回線の塩原UHV直流試験線において,粒径0.01~0.04μmの大イオン密度の電圧特性,直角方向分布および最大点の大きさについて検討し,以下の結果を得た。1.大イオン密度に与える課電圧の影響は小さい。2.大イオン密度は線路から風下になるにつれて徐々に増加し線路中心から67m地点で最大値をとりその後徐々に減衰するけれども線路中心から200m離れてもなおバックグラウンドレベル(BGL)の2~3倍も大きい。3.風下での大イオン密度は距離の指数関数で減衰する。4.最大点での大イオン密度のレベル(平均値)はBGLのほぼ4倍,粒経1μm以下のエアロゾル密度のほぼ4割を占める。従ってエアロゾルの自然環境濃度が分れば任意の場所の大イオン密度の概略値を推定することができる。

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES THE CHARACTERISTICS OFLARGE ION UNDER THE SHIOBARA HVDC TEST LINE BY CARRYING OUT THE EXPERIMENTS OF THE VOLTAGE CHARACTERISTICS AND LATERAL PROFILES. MAIN RESULTSARE OBTAINED AS FOLLOWS. 1.APPLIED VOLTAGE HAS A LITTLE INFLUENCE ON LARGE ION DENSITY. 2.THE LARGE ION DENSITY INCREASES GRADUALLY UNDER THEDOWNWIND,REACHES THE MAXIMUM VALUE AT 67M FROM THE LINE CENTER AND THEN DECREASES GRADUALLY. BUT IT IS LARGER 2 3 TIMES THAN ITS BACKGROUND LEVEL (BGL)EVEN AT A POINT 200M FAR FROM THE LINE. 3.MAXIMUM LARGE ION DENSITY BECOMES NEARLY EQUAL TO 4XBGL AND OCCUPIES ABOUT 40% OF AEROSOL DENSITY LESS THAN I MU M DIAMETER.

報告書年度

1987

発行年月

1988/07/01

報告者

担当氏名所属

須田 知孝

狛江研究所送変電部放電研究室

須永 孝隆

狛江研究所送変電部放電研究室

キーワード

和文英文
直流送電線 HVDC TRANSMISSION LINE
イオン ION
大イオン LERGE ION
小イオン SMALL ION
エアロゾル AEROSOL
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