電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87061

タイトル(和文)

オンライン外部系統推定による脱調予測論理の開発

タイトル(英文)

STEP-OUT PREDICTION THROUGH ON-LINE ESTIMATION OF EXTERNAL SYSTEM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電力系統に擾乱が発生した後の動揺状態から,その2時点での発電機端での状態量を用いて,発電機端からみた等価外部系統を推定する論理を開発した。この推定した外部系統を用いて,等面積法と予測シミュレーションによる脱調予測論理を開発した。開発した論理と脱調予測手法を,電力系統動特性解析プログラム(Y法)によるシミュレーションによって検証した。検証に用いた系統は,単純な一機無限大系統と,途中に非線形負荷や中間発電機を加えた系統である。この検証結果によれば,脱調予測論理は非常に効果的であり,脱調の予測ととももにその程度までを個々の発電機に対して与えることができる。このため,自律分散制御を適用した緊急時制御の一方法として有用と考えられる。

概要 (英文)

THE LOGIC TO ESTIMATE THE EXTERNAL SYSTEM FROM GENERATOR TERMINAL INFORMATION USING 2 TIME POINTS DATA DURING GENERATOR SWING HAS BEEN DEVELOPED. USING THIS ESTIMATED EXTERNAL SYSTEM,TWOMETHODS TO PREDICT THE GENERATOR STEP-OUT HAVE BEEN DEVELOPED. ONE IS APPLICATION OF THE EQUAL AREA CRITERION AND ANOTHER IS THE PREDICTIVE SIMULATION METHOD USING THE INITIAL STATE VARIABLES DURING GENERATOR SWING. THE DEVELOPED LOGIC AND METHODS HAVE BEEN VERIFIED BY SIMULATION OFFUNDAMENTAL ONE MACHINE TO INFINITE BUS SYSTEM AND ALSO OTHER SYSTEMS INCLUDING NONLINEAR LOAD AND MIDWAY GENERATOR. IT IS CLEARED THAT THE METHODS ARE VERY EFFECTIVE TO PREDICT STEP-OUT AND THE DEGREE OF STEP-OUT OF EACH GENERATOR IN THE SYSTEM. THEREFORE,THESE METHODS WILL BE APPLICABLE TO CONTROL EMERGENCY STATE OF MULTI-MACHINE SYSTEM.

報告書年度

1987

発行年月

1988/07/01

報告者

担当氏名所属

谷口 治人

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

キーワード

和文英文
脱調予測 STEP-OUT PREDICTION
系統推定 SYSTEM ESTIMATION
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry