電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87044

タイトル(和文)

溶融炭酸塩型燃料電池の加圧運転特性-生成メタンの電池特性に及ぼす影響について-

タイトル(英文)

STUDY OF THE PROSSURIZED OPERATION OF MCFC -EFFECTS OF METHANATION ON THE CELL PERFORMANCE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

MCFCは将来加圧条件下で運転されることが予想されるが,高圧下で生成されるメタンのために特性低下をまねく。本報告では,単セル加圧試験で得られた排気ガス分析測定値をもとに,高圧下での電池基本性能に及ぼす生成メタンの影響を定量的に検討した。得られた結果は次のとおりである。(1)高圧ほど生成メタン量が増大し,加圧による特性向上効果が次第に低下する。(2)生成メタン量は時間とともに増加し,経時的にメタンの影響が大きくなる。(3)本試験結果から判断すれば,7ata以上の電池電圧特性の向上はあまり期待できないとも考えられるので,今後はメタン生成量も含めて最適な電池動作圧力を十分検討する必要がある。

概要 (英文)

MCFC PLANT WILL BE OPERATED UNDER THE PRESSURIZED CONDITIONS,BUT METHANATION BECOMES AN ISSUE IN THE CASE. IN THIS REPORT,WE STUDIED QUANTITATIVELY THE EFFECTS OF THE METHANATION ON THE CELL POTENTIAL FROM DRY-BASED EXHAUST GAS COMPOSITIONS. THIS PAPER DESCRIBES THE FOLLOWING RESULTS. (1)THE METHANATION HAS EFFECTS ON THE CELLPOTENTIAL IN HIGH PRESSURE REGION ABOVE EXPECTATION,WHICH SUPPRESSES THE IMPROVEMENTS OF THE CELL POTENTIAL THAT THE PRESSURIZED OPERATION BRINGS. (2)BECAUSE THE METHANATION GOES ON WITH TIME,THE EFFECTS OF THE METHANATION GROW INCREASINGLY. (3)JUDGING FROM THIS PRESSURIZED TEST,IT IS DIFFICULT TO IMPROVE THE CELL POTENTIAL IN THE HIGH PRESSURE REGION ABOVE 7 ATA. IT IS NECESSARY TO MAKE SURE OF THE OPTIMUM OPERATED PRESSURE CONSIDERING THE METHONATION IN THE SYSTEM DESIGN.

報告書年度

1987

発行年月

1988/07/01

報告者

担当氏名所属

神後 直樹

狛江研究所開発部新発電研究室

伊崎 慶之

狛江研究所開発部新発電研究室

渡辺 隆夫

狛江研究所開発部新発電研究室

キーワード

和文英文
燃料電池 FUEL CELL
溶融炭酸塩 MOLTEN CARBONATE
加圧 PRESSURIZATION
メタン METHANATION
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