電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87010

タイトル(和文)

体内放射能移行挙動の解析

タイトル(英文)

AN ANALYSIS FOR THE BEHAVIOR OF THE RADIOACTIVE NUCLIDES IN HUMAN BODY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

体内に摂取した放射能の沈着部位と濃度を評価する体内放射能分布測定装置を補完することを目的として,放射性核種の体内挙動を解明し,主要な放射能沈着臓器を特定するための検討を行った。主な結果は次のとおりである。(1)ICRPPubl.30体内移行モデルを応用して,軽水炉および再処理施設で重要となる70核種の人体内21種臓器における移行挙動を解析できる「体内放射能移行挙動解析コード」を開発し,その性能を検証した。(2)CP核種6種類とFP核種8種類を選定し,本コードを用いてそれらの核種の体内挙動の解析を行い,放射能沈着の多い主要臓器を核種ごとに抽出した。(3)同一核種においても化学形の違いにより体内挙動が異なることを利用して,化学形の推定を行う方法を提案するとともに,主要臓器沈着量からの全沈着量推定法を提案した。

概要 (英文)

IN THIS PAPER WE DESCRIBE A BEHAVIOR OF THE RADIOACTIVE NUCLIDES IN THE BODY,AND DISCUSS HOW TO DETERMINE THE MAIN TISSUES DEPOSITED BY RADIOACTIVE NUCLIDES. THE MAJOR RESULTS ARE OBTAINED AS FOLLOWS: 1.WE DEVELOPED AND EXAMINED ACTIVITY BEHAVIOR ANALYSIS CODE WHICH CAN ANALYZE THE BEHAVIOR OF THE SEVENTY KINDS OF RADIOACTIVE NUCLIDES IN THE TWENTY-ONE KINDS OF TISSUES IN THE BODY. 2.BY USING OF THIS CODE,WE ANALYSIS THE BEHAVIOR OF THE SIX KINDS OF C.P.NUCLIDES ANDTHE EIGHT KINDS OF F. P. NUCLIDES IN THE BODY,AND CHOSE THE ACTIVITY-RICH TISSUES. 3.WE SUGGESTED ESTIMATION METHOD OF THE CHEMICAL FORM USING THE DIFFERENCE OF THE BEHAVIOR,AND PROPOSED A METHOD OF THE TOTAL ACTIVITY ESTIMATION FROM DEPOSITED ACTIVITY IN MAIN TISSUES.

報告書年度

1987

発行年月

1988/03/01

報告者

担当氏名所属

石井 敬一郎

狛江研究所原子力部安全管理研究室

石田 健二

狛江研究所原子力部安全管理研究室

服部 隆利

狛江研究所原子力部安全管理研究室

キーワード

和文英文
内部被ばく INTERNAL EXPOSURE
体内放射能 RADIOACTIVE NUCLIDE IN MAN
体内挙動 BEHAVIOR IN BODY
時刻歴解析 TIME SERIED ANALYSIS
シミュレーション コード SIMULATION CODE
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