電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87002

タイトル(和文)

フローカプラポンプの解析

タイトル(英文)

ANALYSIS OF FLOW COUPLERS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告書はタンク型高速増殖炉(FBR)用電磁フローカプラーの解析手法とそれにより解析した特性について述べたものである。ここではパイプ・ウイズイン・パイプ型(併流型)フローカプラーを解析するために準一次元モデルを改良し,また,二次元有限要素法による電磁流体解析プログラムを開発した。主な結果は以下のとおりである。(1)理想的なダクト単体では流速分布は磁界方向にはハルトマン型,磁界と垂直方向にはポアジュイユ型になる。側壁がステンレスのように導電性があり,隣のダクトとの絶縁がうまく行なわれていないと速度分布は相当変化する。(2)準一次元モデルは端部の側壁が絶縁されている場合には良く一致する。

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES THE ANALYTICAL METHODSON ELECTROMAGNETIC FLOW COUPLERS FOR LIQUID METAL FAST BREEDER REACTORAND THEIR CHARACTERISTICS OBTAINED BY THESE METHODS. WE MODIFIED THE QUASI-ONE-DIMERSIONAL MODEL IN ORDER TO ANALYZE PIPE-WITHIN-PIPE TYPE FLOW COUPLERS,AND DEVELOPED THE TWO-DIMENSIONAL FINITE ELEMENT METHED PROGRAM FOR ANALYZING THE DETAILS OF ELECTROMAGNETIC HYDRODYNAMICS. MAIN RESULTS ARE SUMMARISED AS FOLLOWS: (1)THE VELOCITY PROFILE IS OF THE HARTMANN TYPE IN THE DIRECTION OF THE APPLIED MAGNETIC FIELD,AND OF THE POISEUILLE TYPE IN THE DIRECTION PERPENDICULAR TO THE FIELD IN IDEAL DUCTS. THE VELOCITY PROFILE GREATLY CHANGES IF SIDE WALLS ARE CONDUCTIVE. (2)THE PREDICTIONS DRERIVED FROM THE QUASI-ONE-DIMENSIONAL MODEL AGREE WITH THE EXPERIMENTAL RESULTS WHEN SIDE WALLS ARE INSULATED WELL ENOUGH IN THE END REGIONS.

報告書年度

1987

発行年月

1987/10/01

報告者

担当氏名所属

根本 孝七

狛江研究所送変電部放電研究室

宅間 董

狛江研究所送変電部

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
フローカプラー
有限要素法
準一次元モデル
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry