電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T86119

タイトル(和文)

400V級配電への効率的な移行方法の検討

タイトル(英文)

STUDY ON DYNAMIC TRANSITION PROCESS TO NEW DISTRIBUTION VOLTAGE OF 400 V CLASS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

400V級配電はビルや一般家庭における電力供給のパワーアップや高効率化に対しても効果が大きく,我が国においても究極的には低圧配電電圧の400V化が望ましいとされているが,現在のところ具体的なシナリオは明確にはなっていない。そこで本報告は特に昇圧移行時の諸問題について検討し,望ましい昇圧プロセスとこれを実現するための準備策について,その方向を示したものである。この結果,需要家設備に関しては,昇圧を円滑に進めるためには10~20年程度の準期間を設け,単相3線式の屋内回路と200V級定格機器もしくは100/200V級2重定格機器の普及を進めて行く必要がある。また,供給設備については,様々な昇圧シナリオを設定し,電算機によるシミュレーションプログラムを開発して,経済性の評価を行うなどにより,効率的な移行方法を明らかにした。

概要 (英文)

EMPROYMENT OF 400 V CLASS DISTRIBUTION VOLTAGE ENABLES CONSUMERS TO UTILIZE LARGE CAPACITY OF ELECTIC APPLIANCES,WITHOUT CAUSING INCREASED ENERGY LOSS AND EXECESSIVE VOLTAGE DROP. OBJECTIVES OF THIS PROJECTS ARE AS FOLLOWS; (1)TO SURVEY TECHNICAL PROBLEMS;TO BE RESOLVED FOR RAISING SECONDARY DISTRIBUTION VOLTAGE FROM 100/200 VTO 230/400 V CLASS, (2)TO DESIGN VARIOUS SCENARIOS FOR DYNAMIC TRANSITION PROCESS,STARTING FROM EXISTING SYSTEM AND TO CHECK COST-EFFECTIVENESS OF THOSE PLANS. THE MOST IMPORTANT POLICY TO BE INITIATED FOR THIS PROJECT IS TO EXTEND 1PHASE-3WIRE 100/200 V DISTRIBUTION SYSTEM WITHIN HOUSE BUILDING AND TO MAKE POPULAR 200 V CLASS ELECTRIC APPLIANCES. THISPREPARATORY EFFORT WILL BE HELPFUL FOR SMOOTH SHIFT OF RATED VOLTAGE OF ELECTRIC APPLICANCES AND INNER WIRING SYSTEM.

報告書年度

1986

発行年月

1987/09/01

報告者

担当氏名所属

福留 渥

狛江研究所

渡辺 正人

九州電力株式会社

岡村 幸壽

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

キーワード

和文英文
400V級配電 400 V DISTRIBUTION
配電電圧 DISTRIBUTION VOLTAGE
配電計画 DISTRIBUTION SYSTEM PLANNING
低圧配電方式 SECONDARY DISTRIBUTION SYSTEM
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry