電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T86117

タイトル(和文)

石綿代替パッキンを用いた漏れ試験-PWR一次系の温度・圧力条件-

タイトル(英文)

SEAL TEST FOR SUBSTITUTE MATERIALS OF ASBESTO PACHINGS IN CONDITIONS(TEMPERATURE,PRESSURE)OF PRIMARY LINE OF PWR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,石綿代替材料として市販されているパッキンの中から炭素繊維Cb,ステンレス繊維Ss,テフロン繊維Tsとアラミド繊維Asの各パッキンを選択し,これらのパッキンとシール性能に優れた黒鉛パッキンを組合せた場合について,PWR一次系の設計温度・圧力(300℃,175kgf/cm2)条件で漏れ試験を行い,1)締付け面圧と漏れ特性,2)試験中における軸荷重の変化状況,3)試験後における締付け面圧の残留率,4)試験後におけるパッキンの減量率などについて調べ,石綿A1と黒鉛パッキンの組合せと比較検討した。その結果,石綿代替パッキンである炭素繊維Cb,ステンレス繊維Ss,テフロン繊維Tsなどの組合せは,従来から使用されている石綿パッキンA1の組合せに比べて優れたシール性能を示した。

概要 (英文)

THIS PAPER DESCRIBES THE RESULTS OF THE EXPERIMENT ON THE EFFECT OF THE GRAPHITE PACKING IN COMBINATION WITH THE CARBON(CB),STAINLESS(SS),TEFRON(TS)AND ARAMIDO(AS)-FIBER PACKING WHICH ARE AVAILABLE SUBSTITUTED MATERIALS FOR ASBESTOS. EXPERIMENTS ON LEAK RATE WERE MADE UNDER THE SAME CONDITIONS AS PWR DESIGNED TEMPEEATURE AND PRESSURE WHICH RESPECTIVELY 300 AND 175 KG/CM2 AND FOLLOWING INVESTIGATION WERE MADE IN COMPARISON WITH THE GRAPHITE PACKING IN COMBINATION WITH THE ASBESTOID PACKING(A1); (1)TIGHTENING PRESSURE AND LEAK RATE (2)VARIATION RATE OF STEM LOAD UNDER TESTING (3)RESIDUE RATE OF TIGHTENING PRESSURE AFTER TESTING (4)REDUCTION RATE OF PACKING FROM THE RESULS OF EXPERIMENT DESCRIBED ABOVE,IT BECAME EVIDENT THAT THE PERFORMANCE OF SEAL OF PACKING COMBINED WITH THE SUBSTITUTED MATERIALS PACKING WAS SUPERIOR TO THAT OF ASBESTOID PACKING(A1).

報告書年度

1986

発行年月

1987/07/01

報告者

担当氏名所属

田代 久夫

狛江研究所発電プラント部機械研究室

キーワード

和文英文
締付け面圧 *
軸荷重
漏れ特性
減量率
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