電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T86110

タイトル(和文)

高速炉高温機器における破壊力学パラメータ(J積分)に関する検討-J積分の適用性-

タイトル(英文)

STUDY ON J-INTEGRAL IN FRACTURE ANALYSIS FORFAST BREEDER REACTOR COMPONENTS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告では,一定の高速炉熱過渡条件下において,主容器に想定したき裂に対する破壊力学パラメーターの基本的特性を検討した。すなわち,高速炉においては熱応力が支配的なため,発生する熱歪みの効果を考慮したJ積分が有効であり,J積分を解析するための有限要素法解析コードを新たに開発した。同解析コードを用いて,主容器中の全周き裂に対するJ積分を,き裂深さと容器肉厚の異なる4ケースについて解析し,J積分とJ積分の時間的変化を求めた。これにより,J積分はJ積分よりも径路独立性が大きいパラメーターであること。またJ積分,J積分両者とも最大温度到達持において最大値を取り,このときJ積分は従来のJ積分に比べ最大13~15%増加していることが明らかにされた。

概要 (英文)

THE FUNDAMENTAL CHARACTERISTICS OF THE ELASTIC PLASTIC FRACTURE MECHANICS PARAMETER (J-INTEGRAL) WERE STUDIED WITH REGARD TO DETERMINING THE STRUCTURAL INTEGRITY OF POOL-TYPE FAST BREEDER REACTOR COMPONENTS SUBJECTED TO HIGH TEMPERATURES. A COMPUTER CODE HAS BEEN DEVELOPED TO CALCULATE THE J-INTEGRAL FOR THE CIRCUMFERENTIAL CRACK IN A REACTOR VESSEL UNDER TRANSIENT TEMPERATURE. THE ANALYSIS RESULTS SHOW THAT THE J-INTEGRAL IS A PATH-INDEPENDENT PARAMETER AT THE THERMNAL-STRESS FIELD AND THAT THIS J-INTEGRAL IS 13% TO 15% LARGER THAN THE J-INTEGRAL AT THE MAXIMUM TEMPERATURE.

報告書年度

1987

発行年月

1987/08/01

報告者

担当氏名所属

鹿島 光一

狛江研究所原子力部材料研究室

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FBR
破壊力学 FRACTURE MECHANICS
J積分 J-INTEGRAL
有限要素解析 FINITE ELEMENT ANALYSIS
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