電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T03075

タイトル(和文)

遮熱コーティング割れとはく離予測のためのTBCモデルの開発(第1報:TBCモデルの提案と静的負荷への適用)

タイトル(英文)

Development of TBC model for estimating coating cracking and delamination(Part1: Proposal of TBC model and application to static loading condition)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

遮熱コーティングの割れとはく離の現象がここで提案するTBCモデルによって解析される。TBCモデルは、界面せん断応力によって生じるコーティング応力と界面凝集スプリングに蓄えられる界面エネルギーに基礎をおく。遮熱コーティングされた平板試験片の引張負荷が考えられる。静的負荷状態での割れセグメント長さと負荷した基材ひずみの関係がTBCモデルによって計算され、実験的に測定された結果と比較される。得られた結果から、単軸静的負荷状態でのTBCの割れとはく離の現象へ適用可能であることがわかった。

概要 (英文)

The phenomenon of multiple cracking and delamination in thermal barrier coating on superalloy is analyzed useing TBC mode, which is developed here. TBC model is based on coating stress induced by interfacial shear stress and interfacial energy stored in an interfacial cohesive spring. Tensile loading for thermal barrier coated planner specimen is considered. Cracking segment length versus applied strain under a static loading is calculated using TBC model, and compared with one measured experimentally. The results obtained are applicable to the phenomenon of multiple cracking and delamination of TBC in uniaxial static loaded case.

報告書年度

2003

発行年月

2004/04

報告者

担当氏名所属

荒井 正行

狛江研究所材料科学部

岩田 宇一

狛江研究所材料科学部

キーワード

和文英文
遮熱コーティング Thermal Barrier Coating
割れ Cracking
はく離 Delamination
損傷モデル Damage model
界面結合モデル Interface cohesive model
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