電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T00063

タイトル(和文)

ビル周辺歩道の湿潤舗装による冷房負荷の削減効果 -ビルのエネルギー消費に及ぼす都市熱環境の影響評価-

タイトル(英文)

Cooling load reductions by pavement wetting around buildings~Evaluation of effects of urban thermal environments on energy consumption in commercial buildings~

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ヒートアイランド現象の緩和,ビルの省エネルギーを目的とした都市熱環境改善策が種々提案されている。しかし,ビルが密集した市街地における改善効果の実証は困難なため,数値シミュレーションによる定量評価が望まれている。当所では,この要請に答えるため,密集市街地におけるビル周辺の熱環境とビルのエネルギー消費を同時に解析できる数値解析手法の開発を進めている。本報告では,数値解析手法に水分蒸発モデルを組み込み,湿潤舗装を適用した場合の都市冷却効果と冷房負荷削減効果を評価した。その結果,冷房負荷削減の観点からは,蒸発比がある程度高く,日射反射率が低い舗装が望ましいことがわかった。

概要 (英文)

Many methods of improving urban thermal environments have been proposed in order to save energy and remedy "heat island" phenomena. However, it is difficult to demonstrate the effects of the methods by measurement in urban areas, and therefore it is necessary to analyze the effects using simulations. In order to meet the demands, we develop a simulation model that can analyze thermal environments in the urban canopy and energy consumption of buildings. In this paper, we insert evaporative model in the simulation model, and evaluate the effects of an evaporative cooling by pavement wetting on temperature in urban areas and on cooling loads of buildings. The results of the model show that the properties of wet pavement should be low reflectance of solar and high evaporation in view of reducing cooling load.

報告書年度

2000

発行年月

2001/04

報告者

担当氏名所属

占部 亘

狛江研究所需要家システム部

中野 幸夫

狛江研究所需要家システム部

宮永 俊之

狛江研究所需要家システム部

田村 英寿

我孫子研究所環境科学部

キーワード

和文英文
湿潤舗装 Wet Pavement
冷房負荷 Cooling Load
ヒートアイランド Heat Island
蒸発冷却 Evaporative Cooling
都市キャノピー Urban Canopy
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