電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T00052

タイトル(和文)

分散型電源の連系を考慮した新しい配電計画の提案

タイトル(英文)

A proposal on distribution system planning considering the interconnection of distributed generators

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

近年、太陽光や風力発電といった分散型電源が配電系統へ連系してきた。また、MGTや燃料電池といった新しい分散型電源も増えることが予想される。一方、現状の配電系統は、変電所から需要家方向の潮流を前提とした系統構成となっており、分散型電源の連系が増加することにより、系統運用・設備工事面での悪影響が懸念される。 そこで本報告では、分散型電源が配電系統へ与える電圧と潮流問題を抽出し、効率的な配電設備計画の新しい考え方を提案した。また、この新しい考え方が、経済的に有効であることを明らかにした。さらに、需要地系統を構成するシステムを導入するコストについて、設備計画上メリットが生じる限界値を明らかにした。

概要 (英文)

In recent years, interconnection of distributed generators, such as photovoltaic(PV) and wind power, has increased in distribution systems. In the future, it is likely that new generation technologies such as fuel cells(FC) and micro gas turbines(MGT) will increase the prevalence of distributed generators. At present, distribution system planning does not pay much attention to the interconnection of distributed generators. In this paper, we extract the voltage and current problems that distributed generators cause in distribution systems. From this, a new view of distribution system planning is proposed. This study asserts that this new view is economically effective. Further more, when the equipment which constitutes demand area power system is introduced, the maximum cost for which this system becomes viable in distribution system planning is clarified.

報告書年度

2000

発行年月

2001/04

報告者

担当氏名所属

井上 公利

狛江研究所需要家システム部

七原 俊也

狛江研究所需要家システム部

有賀 保夫

狛江研究所需要家システム部

上村 敏

狛江研究所需要家システム部

キーワード

和文英文
分散型電源 distributed generators
配電系統 distribution system
設備計画 equipment planning
経済性評価 economic assessment
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