電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T00051

タイトル(和文)

都市建物群の風下側に近接する煙源からの大気拡散予測手法の開発

タイトル(英文)

Numerical and experimental study of atmospheric dispersion from a stack on the downwind of heated urban buildings

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

3次元応力方程式(DSM)モデルを使用して、都市建物群風下側に近接する煙源からの大気汚染物質濃度を予測できる手法を開発した。このモデルを用いて風洞内に再現した都市建物群から煙源風下領域までの気流場全体を数値的に解くことにより、大気拡散予測を行った。その結果、煙源近くの領域では、拡散場の特徴を予測できた。また、拡散幅の予測結果は、風洞実験結果、平成12年に都内で実施した夜間大気拡散観測結果と良好な一致を示した。したがって、本モデルにより、都市近傍の煙源からの大気拡散の特徴を予測することができる。

概要 (英文)

Atmospheric dispersion from a stack on the downwind of heated urban building is numerically and experimentally investigated. The differential stress model is applied to the experimental flow which is reproduced in a wind tunnel. Comparisons between predictions and our experimental data are implemented for velocity fields, kinetic turbulent energies, temperatue fields, and concentration fields. Furthermore, plume thickness is compared with experimental data and field observation data which was measured on 23rd February 1999. The predicted plume thickness agrees with both the experimental data and the observation data. These results suggest that the present model is applicable to atmospheric dispersion from a stack on the downwind of heated urban building in order to predict plume thickness.

報告書年度

2000

発行年月

2001/04

報告者

担当氏名所属

神崎 隆男

狛江研究所大気科学部

市川 陽一

狛江研究所大気科学部

赤井 幸夫

狛江研究所大気科学部

下田 昭郎

狛江研究所大気科学部

キーワード

和文英文
大気拡散 Atmospheric dispersion
都市域 Urban area
風下煙源 downwind stack
応力方程式モデル Differential stress model
環境影響評価 Environmental assessment
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