電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R98012

タイトル(和文)

しきい値制御方式ATM多重伝送の電力通信網への適用検討

タイトル(英文)

A study on applying threshold control method in ATM multiple transmission to electric power utilities' communication network

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

各情報のトラヒック変動に応じて動的にATM共有バッファ内に滞留できるセル数のしきい値を制御できる方式を提案し、電力通信網への適用性を検討した。その結果、提案方式では遅延時間・変動、セル廃棄ともに高い信頼性が求められる情報については、その品質を確保し、かつその他の情報については、従来のしきい値が固定化されている方式より広い帯域を確保できることが確認できた。このことから提案方式を電力通信網に適用した場合、待ち時間の制約がに比較的緩やかな電子メール等のLAN情報が増大したときでも、より多くのLANトラヒックの伝送が可能である。しかも遅延時間や遅延変動に厳しい電力用情報などは、その値をLANトラヒック量に関係なく一定に維持できる。

概要 (英文)

In this paper, an ATM priority control method that accepts input offour kinds of data and outputs by one port utilizing the thresholdcontrol method for electric power utilities' communicaton is proposed. The transmission performance of this method is reported and thismethod is compared with the previous method (fixed threshold method). As a result, our proposed method is very effective for electric powerutilities' communication, in point of reducing queueing time of datasuch as the data for electric power control.

報告書年度

1998

発行年月

1999/07

報告者

担当氏名所属

下門 信太郎

情報研究所

キーワード

和文英文
非同期転送方式 ATM
トラヒック制御 Traffic Control
電力用通信 Electric Power Utilities' Communication
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