電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R97025

タイトル(和文)

移動エージェントに関する調査

タイトル(英文)

A SURVEY OF MOBILE AGENT SYSTEM S

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

近年の情報化やネットワーク技術の進展に伴い,物理的に分散した計算機資源をネットワークを介して利用できるようになった。また,ソフトウェアに要求される処理も高度化しており,定型的な処理以外に,自身が情報の在処に移動して作業を行うなどの柔軟かつ動的な処理が求められている。これらの要求を満足するソフトウェアとしてエージェントが注目されている。特に,移動エージェントはクライアントの性能が制限される状況や,信頼性の低い回線を介した通信を必要とする場面で有効に機能することが期待されている。しかし,移動エージェントは数多くの利点を有する反面,その実用化には解決しなければならない問題も山積している。セキュリティもその1つである。本報告では,移動エージェントの基本的な特性とその有効性について調査を行い,実用化にあたって解決しなければならないセキュリティ面での問題を明らかにし,その対策手段について整理する。

概要 (英文)

MOBILE AGENT SYSTEMS PROVIDE A FLEXIBLE AND POWERFUL PROGRAMM ING PRADIGM IN WIDELY DISTRIBUT ED ENVIRONMENTS. THISPAPER PRE SENTS A SURVEY OF MOBILE AGENT SYSTEMS. THE SURVEY IS MAINLYD IVIDED INTO THREE INVESTIGATION S: (1)THE ADVANTAGES AND THE EF FECTIVENESS OF THE MOBILE AGENT PARADIGM, (2)THE BASIC FRAMEWO RKS AND FUNCTIONS OF JAVA-BASED MOBILE AGENT SYSTEMS, AND (3)T HE SECURITY MECHANISMS TO OFFER RELIABILITY REQUIRED FOR MOBIL E AGENT SYSTEMS. MOBILE AGENT SYSTEMS HAVE SEVE RAL ADVANTAGES OVER THE TRADITI ONAL PROGRAMMING PARADIGMS FOR DEVELOPING DISTRIBUTED APPLICAT IONS. HOWEVER, CURRENT SECURITY MECHANISMS ARE NOT SUFFICIENT TO A PROTECT THE SUCURITY OF A MOBILE AGENT AGAINST MALICIOUS HOSTS. THE PROMISING APPROACH T O SOLVE THIS PROBLEM IS TO HIDE THE FUNCTIONS USING ENCRYPTION .

報告書年度

1997

発行年月

1998/05

報告者

担当氏名所属

渡邊 勇

情報研究所

矢澤 利弘

情報研究所

キーワード

和文英文
エージェント AGENT
セキュリティ SECURITY
暗号化 CRYPTOGRAPHY
分散システム DISTRIBUTED SYSTEM
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