電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R96024

タイトル(和文)

ATM交換機の特性評価(その2)-スイッチの優先制御と多段接続時のセル多重部の遅延変動-

タイトル(英文)

PERFORMANCE EVALUATION OF ATM SWITCHING SYSTEM (PART 2) -PRIORITY CONTROL AT ATM SWITCH AND CHARACTERISTICS OF CELLDELAY VARIATION AT MULTIPLEXER IN MULTI-NODE SYSTEMS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

(1)廃棄優先制御は有効であるが,低優先セルのトラヒックの増加に伴い,高優先セルの遅延時間も増加する。そこで遅延時間に対しては遅延優先制御が必要である。しかし,単純な遅延優先制御では複数の入力から同一宛先に異なる優先度のセルがバースト的に到着した時,ATMスイッチ内でセルの競合が起り,遅延変動の原因となる。入力部で出力方路別,優先度別にセルを振り分けることにより,高優先セルの遅延変動を抑制できる入出力バッファ型スイッチアーキテクチャが必要である。(2)交換機の多段接続時,CR情報にランダムトラヒック負荷を単一交換機に集中して入力するより,複数交換機に分散して入力する方がCR情報の収容数は減少し,収容効率が悪くなることが分かった。これはセルを多重する個所が複数になり,各セル多重部で遅延変動が発生するためである。この対策としてトラヒックを平滑化する機能が必要であり,交換機の入出力部にポリシングやシェーピング機能を具備させる必要がある。

概要 (英文)

(1)CELL LOSS PRIORITY CONTROL IS EFFECTIVE IN PREVENTING CELL DISCARDING, BUT IS NOT EFFECTIVE AGAINST CELL DELAY. DELAY PRIORITY CONTROL IS REQUIRED, BUT SIMPLE DELAY PRIORITY CONTROL CAUSES CELL DELAY VARIATION WHEN A GROUP OF CELLS PASSING TO THE SAME DESTINATION ARRIVE AT THE SAME TIME. A MORE SOPHISTICATED ATM SWITCH ARCHITECTURE TO SUPPRESS CELL DELAY VARIATION, FOR EXAMPLE AN INPUT AND OUTPUT BUFFER ARCHITECTURE, IS REQUIRED. (2)THE CELL DELAY FLUCTUATES AT THE CELL MULTIPLEXER PROVIDED WITH EACH ATM NODE, WHEN ATM SWITCHING SYSTEMS ARE CONNECTED IN A CASCADE. A SYSTEM TO SMOOTH THE CELL STREAM AT EACH ATM NODE, FOR EXAMPLE CELL POLICING, OR CELL SHAPING IS REQUIRED.

報告書年度

1996

発行年月

1997/07/01

報告者

担当氏名所属

藤川 冬樹

情報研究所

キーワード

和文英文
ATM ATM
キャリヤリレー TELEPROTECTION
バッファメモリ RUFFER MEMORY
優先制御 PRIORITY CONTROL
トラヒック制御 TRAFFIC CONTROL
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