電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R96022

タイトル(和文)

コンピュータネットワークにおける自己相関性をもつトラヒックモデルの提案

タイトル(英文)

TRAFFIC MODEL FOR COMPUTER NETWORK WITH SELF-SIMILARITIES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

LANトラヒック解析より,ミリ秒から分,そして時間と時間スケールを変えてトラヒックの発生パターンを見てみると,それらの間で同様のパターンが見られ,Self-Similarity(自己相関性)の性質があることが指摘されている。本稿ではまず,LAN上のトラヒックを実測し,そのSelf-Similarityをハーストパラメータを用い検証評価した。既存の解析手法が使えるトラヒック理論の枠内で,Self-Similarityをもつトラヒックモデルを充実させることの必要性から,幾つかのトラヒックモデルについて検討を行った。最後に特に適切なモデルを用いて実測データと比較することにより本モデルの有効性を確認した。

概要 (英文)

RECENT RESULTS FROM PACKET MEASUREMENT ANALYSIS OF LAN TRAFFIC SHOW THAT PACKET TRAFFIC HAS FRACTAL PROPERTIES SUCHAS SELF-SIMILARITY(OR ITS CONCOMITANT,LONG-RANGE DEPENDENCE).WE MEASURED ETHERNET-LAN PACKETS AND EVALUATED THE DEGREE OF SELF-SIMILARITY WITH A HURST PARAMETER.TO DEAL WITH COMPLEX TRAFFIC PROCESSES INVOLVING VARIOUS FUTURE NETWORK SERVICES,WE TRIED TO FIND A MARKOV PROCESS WITH SELF-SIMILARITY;WE CAN USE A FAMILIAR METHOD SUCH AS CONVENTIONAL QUEUEING THEORY OR TRAFFIC THEORY TO ANALYZE THIS MODEL.WE EXAMINED SOME TRAFFIC MODELS AND CONFIRMED THE EFFECTIVENESS OF OUR MODEL COMPARED TO TRAFFIC MEASURED BY TRAFFIC MODELS.

報告書年度

1996

発行年月

1997/06/01

報告者

担当氏名所属

土井 博生

情報研究所

戸出 英樹

大阪大学

池田 博昌

大阪大学

キーワード

和文英文
LAN LAN
トラヒック TRAFFIC
自己相関性 SELF-SIMILARITY
マルコフモデル MARKOV MODEL

LONG-RANGE DEPENDENCE
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry