電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R95017

タイトル(和文)

全系時刻同期網の構成手法(その1)-時刻同期方式の機能検討と実験的検証-

タイトル(英文)

METHODS FOR CONSTRUCTING TIME SYNCHRONOUS NETWORKS (PART 1) -TIME SYNCHRONIZING FUNCTIONS AND DEVICES-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ディジタル通信網で時刻同期網を構成するためには,時刻信号の伝送,伝送遅延の計測,遅延計測値に基づく位相同期制御の3つの機能が必要である。電力用として,SDH伝送網のDCCを用い,局間対向で遅延を計測し,位相同期制御を行う方式を提案した。伝送路同期型と非同期型の時刻信号伝送方式による時刻同期装置を試作し,同期精度を測定した結果,それぞれ+-150nsと+-600nsとなり,キャリヤリレーシステムなどの電力用に適用可能な見通しが得られた。

概要 (英文)

TO CONSTRUCT TIME-SYNCHRONOUS DIGITAL TELECOMMUNICATION NETWORKS,THREE FUNCTION ARE REQUIRED:TIME SIGNAL TRANSMISSION,TRANSMISSION DELAY MEASUREMENT, AND PHASE SYNCHRONIZATION BASED ON THE DELAY. A PHASE SYNCHRONIZATION METHOD USING MUTUAL DELAY MEASUREMENTBY DCC IN SDH TRANSMISSION NETWORKS IS PROPOSED FOR POWER SYSTEM COMMUNICATIONS. TWO PROTOTYPE TIME-SYNCHRONIZING DEVICES TRANSMITTING TIME SIGNALS IN DCC SYNCHRONOUSLY AND ASYNCHRONOUSLY WERE FABRICATED TO EXAMINE THEIR USEFULNESS. THE METHODS AND DEVICES WERE APPLICABLE TO POWER-SYSTEM COMMUNICATION, SUCH AS TELEPROTECTION, AND HAD MEASURED ACCURACIES OF +-150NS AND +-600NS FOR SYNCHRONOUS AND ASYNCHRONOUS TIME SIGNAL TRANSMISSIONS, RESPECTIVELY.

報告書年度

1995

発行年月

1996/03/01

報告者

担当氏名所属

芹澤 善積

情報研究所情報通信部交換システムグループ

北村 和宣

情報研究所情報通信部交換システムグループ

明神 正典

情報研究所情報通信部交換システムグループ

清水 克洋

情報研究所情報通信部交換システムグループ

子野日 元

日本電気(株)

盛光 守

日本電気(株)

増井 修

日本電気(株)

松島 徹

日本電気(株)

キーワード

和文英文
時刻同期 TIME SYNCHRONIZATION
伝送遅延 TRANSMISSION DELAY
光ファイバ OPTICAL FIBER
SDH SDH
系統保護 POWER SYSTEM PROTECTION
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry