電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R13015

タイトル(和文)

業務用電化厨房にふさわしい換気設計手法に関する研究(その6)-連続フードにおける必要換気量の低減可能性-

タイトル(英文)

Research on Optimal Design of Commercial Kitchen Ventilation- Part 6. The feasibility of reduction in ventilation rates of exhaust hoods for multiple cooking appliances-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

単独フードと連続フードの必要換気量を実測し、単独合計換気量が連続フードの必要換気量とする妥当性を確認して、連続フードの必要換気量の低減可能性を明らかにすることを試みた。単独フードの必要換気量は、揚げ物器で430m3/h、茹で麺器で390m3/h、IHコンロで330m3/hであった。連続フードの必要換気量は、揚げ物器と2口IHコンロの場合に730m3/h、茹で麺器と2口IHコンロの場合に800m3/hだった。各調理機器の単独フードの必要換気量を足すと、揚げ物器と2口IHコンロの場合は1090m3/h、茹で麺器と2口IHコンロの場合は1050m3/hとなった。単独合計換気量は捕集率測定から得られた連続フードの必要換気量よりも250~360m3/h大きかった。よって、単独合計換気量を連続フードの換気量と見なす上で、十分に安全側になっている。さらに、単独合計換気量は、揚げ物器と2口IHコンロの場合、茹で麺器と2口IHコンロの場合いずれも、面風速換気量の7割になった。

概要 (英文)

The purpose of this research was to investigate the feasibility of reduction in ventilation rates of exhast hood for multiple cooking appliances.The ventilation rates of exhaust hood for a fryer with two IH tabeles and a noodle cooker with two IH tables (multiple cooking appliances) were 730m3/h and 800m3/h, respectively. The sum of ventilation rates of exhaust hoods for a fryer and an IH table, and a noodle cooker and IH table were 1090m3/h and 1050m3/h, respectively. These sums of ventilation rates are higher than that measured in the dase of exhaust hoods for multiple cooking appliances. The sums of ventilation rates of exhaust hoods for the respective cooking appliances are lower than that based on the conventional ventilation standards by a factor of 0.7. These results suggest that there is potential to reduce ventilation rates of exhaust hoods for multiple cooking appliances.

報告書年度

2013

発行年月

2014/03

報告者

担当氏名所属

岩松 俊哉

システム技術研究所 需要家システム領域

占部 亘

システム技術研究所 需要家システム領域

キーワード

和文英文
業務用厨房 Commercial Kitchen
換気 Ventilation
排気フード Exhaust Hood
捕集 Capture and Containment
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