電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R13005

タイトル(和文)

設備保全フィールドセンサネットワークの構成手法(その3)-無線センサノードの位置推定に関する基礎検討-

タイトル(英文)

A study of field sensor network for power facilities maintenance (III) - A fundamental study on a wireless sensor node positioning method -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高経年化した変電設備に対し,的確で効率的な保全業務を実現するための設備保全フィールドセンサネットワークにおいて,多数のセンサを迅速に利用できるようにするためには,センサと測定対象との紐付けを自動化することが有効である。このためには各端末の位置を把握する必要があるが,簡易に端末位置を推定する手法は実現されていない。
本報告では,音センサを用いた通信端末位置推定手法を無線センサ端末に実装し,その精度を評価するとともに,実用化に向けたシステム構成と活用策を示した。基準端末位置からの基準音を位置推定対象端末が受信した情報を用いる手法に関する屋内基礎実験結果より,位置推定誤差は15cm程度を実現可能であった。変電機器の大きさに比べると誤差範囲は小さく,実用化に向けた見通しを得た。

概要 (英文)

In order to realize exact and efficient power facility maintenance, use of the wireless sensor network technology is expected. It is necessary to know each communication node position so that we associate sensing data from many communication nodes with each power facilities.
In this report, automatic node positioning method using sound sensor is discussed. A counter value synchronization func-tion and a counter value transmission function according to the sound sensor input level were implemented to wireless sensor node (ZigBee) to achieve the node positioning. Node positioning error was less than 15 cm in the indoor experiment using these functions. Node positioning method using sound sensor is effective because positioning error is small enough compared with the size of the power facilities.

報告書年度

2013

発行年月

2014/02

報告者

担当氏名所属

宮下 充史

システム技術研究所 通信システム領域

黒野 正裕

システム技術研究所 通信システム領域

大谷 哲夫

システム技術研究所 通信システム領域

遊佐 博幸

システム技術研究所 通信システム領域

大場 英二

システム技術研究所 通信システム領域

キーワード

和文英文
ZigBee ZigBee
同期 Synchronization
音センサ Sound sensor
位置推定 Positioning
プラグアンドプレイ Plug and play
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