電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R10011

タイトル(和文)

ヒートポンプ式給湯機の汎用ルールの開発 ー多様な世帯に対して経済的な運転が可能となる汎用ルールー

タイトル(英文)

A Universal Control Rule Set of a Heat Pump Water Heater Enabling Economical Operation for Various Customers

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ヒートポンプ式給湯機の運転コストは、ヒートポンプの起動・停止を決定する運転ルールによって変化する。既報告書では、対象世帯毎に蓄積した給湯需要データに基づいて、最も経済的な運転が行えるように、世帯毎の最適運転ルールを遺伝的アルゴリズムによって生成する手法を提案した。一方で、より簡便な方法として、多様な世帯に対して経済的な運転が可能となる汎用ルールも有用性が高いと考えられる。本報告書ではこのような汎用ルールを生成する。提案手法による汎用ルールを、実際の世帯の給湯需要データ10軒分に対して適用した結果、世帯毎の最適運転ルールを使用した場合からの年間運転コストの増加率は10%程度に抑えられた。

概要 (英文)

Running cost of a heat pump water heater depends on its control rule set deciding when to start or stop the heat pump. In the previous report, we proposed a method to evolve a customized version of control rule set by Genetic Algorithm (GA) based on each customer's given demand pattern. On the other hand, a single universal control rule set that supports various types of customers is supposed to be useful from the view point of the operational ease. In this report we propose such a universal control rule set. The result shows that the universal control rule set could function economically to 10 actual customers' demand patterns, where the increase rate of operational cost from a customized rule set for each customer was no more than about 10%.

報告書年度

2010

発行年月

2011/06

報告者

担当氏名所属

小松 秀徳

システム技術研究所 情報数理領域

所 健一

システム技術研究所 情報数理領域

篠原 靖志

システム技術研究所 情報数理領域

キーワード

和文英文
ヒートポンプ式給湯機 Heat pump water heater
最適化システム Optimization system
運転ルール Control rule
遺伝的アルゴリズム Genetic algorithm
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry