電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R07007

タイトル(和文)

省エネルギー方策の効果と便益に及ぼす影響―都内オフィスビルにおける測定事例―

タイトル(英文)

Energy-Saving Effects and Changes of Benefits by Adopting Several Energy Saving Methods - Case Study in an Office Building -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

業務部門におけるエネルギー消費は増加の一途をたどっており、抜本的な省エネルギーが求められている。しかしながら、エネルギーは本来人々の便益を満たすために利用されており、利用者の便益を著しく低下させる省エネルギーには疑問が生じる。効果の有無によらず省エネ方策を採択するのではなく、エネルギー消費とそれによって得られる便益、あるいは省エネルギーとそれによって失う便益との関係を十分に把握し、効果のある省エネ方策から採択することが必要である。
本報告では、あるオフィスビルの執務室を対象に、OA、照明、暖房の電力消費と便益関連指標の実測調査を行い、省エネ方策の省エネ量や執務者の便益変化量を明らかにする。また、当該オフィスビルを対象に行ったこれまでの研究結果も参照し、省エネ方策の比較評価を行って、その優先度を明らかにする。

概要 (英文)

Reducing energy demand is one of the most important problems. However, we cannot ignore benefits when energy saving methods are adopted. This paper describes a monitoring research in which electric power consumption and other objects influencing user's benefits such as ambient temperature and illuminance in an office building are measured. The main purpose of the research is to know 1) how much the energy saving methods save energy, 2) how much it influencing user's benefits, and 3) which energy saving methods should be adopted.
The change of the setting of the cooling temperature cut down power consumption but it causes workers much discomfort. On the other hand, stopping the room heating and switching the lights off during lunchtime save energy without much discomfort.

報告書年度

2007

発行年月

2008/05

報告者

担当氏名所属

上野 剛

システム技術研究所 需要家システム領域

中野 幸夫

システム技術研究所 需要家システム領域

キーワード

和文英文
省エネルギー Energy Saving
オフィスビル Office Building
実測 Monitoring
便益 Benefit
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