電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R02036

タイトル(和文)

配電線搬送通信における漏洩電界低減の可能性 --実験用配電線での実測による検討--

タイトル(英文)

The possibility of reducing leakage electric field caused by power line carrier communication - Study by measurements in experimental distribution line -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告では、配電線搬送通信時に配電線に流れる電流をその伝搬成分毎に分解し、インピ-ダンス、電流及び漏洩電界の個別実測結果から、伝搬成分毎に漏洩電界に及ぼす影響を検討した。この結果、漏洩電界に対し支配的な伝搬成分は、通信に使用する成分以外の大地及び架空地線を帰路とする2つのコモンモード電流による成分であることが明らかになった。そこで、コモンモードチョークの挿入対策の効果を計算したところ、大地及びGWを帰路とするこれらコモンモード成分からの漏洩電界を25~30dB程度抑えることができることが判明した。

概要 (英文)

We decomposed the signal current of power line carrier communication which flows along a distribution line into each propagation element, and calculated leakage electric field for each propagation element by the individual measurement of impedance, current, and leakage electric field. Consequently, it was clear that two common mode elements which return to a neutral line from the ground and ground wire affect largely leakage electric field. Then, the reduction effect of leakage electric field by inserting common mode chalk in power line was calculated, it became clear that reduction effect of leakage electric field from these common elements become about 25-30dB.

報告書年度

2002

発行年月

2003/04

報告者

担当氏名所属

竹下 和磨

情報研究所

鈴木 正

情報研究所

徳永 洋一郎

情報研究所

キーワード

和文英文
電力線搬送通信 Power Line Carrier Communication
漏洩電界 Leakage Electric Field
電磁両立性 Electromagnetic Compatibility
配電線 Distribution Line
コモンモード Common Mode
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