電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R02004

タイトル(和文)

確率計画法による発電機起動停止スケジューリング

タイトル(英文)

Unit Commitment Problem by Stochastic Programming

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告では、発電設備の起動停止問題(Unit Commitment Problem)を考える。この問題は、時間帯ごとに与えられた電力需要を満たすように、各発電機の起動停止スケジュールおよび発電量を求める問題であり、大規模かつ複雑なスケジューリング問題である。従来は電力需要を確定値で与えたモデルが用いられていたが,電力需要の変動を考慮することが必要である。本研究では、これらのモデルを改良して現実のシステムの運用を反映させ、かつ電力需要の不確実性を考慮した新たな確率計画モデルを開発する。この問題を解くための解法では、ラグランジュ緩和法によって各発電設備毎に問題を分割することにより、効率的にスケジュールを生成し、同時に電力需要を満たすようにスケジュールを合成する。本手法により、需要変動による供給費用コスト上昇のリスクを回避することができる。

概要 (英文)

The unit commitment problem is an important problem for electric power utilities. The unit commitment problem is to determine the schedule of power generating units and the generating level of each unit. The decisions are which units to commit at each time period and at what level to generate power meeting the electricity demand. In this paper we propose a new stochastic programming programming model in which on/off scheduling of generators is made before the value of random demand is known.The solution approach is based on the Lagrangian relaxation method and dynamic programming. Then we present a stochastic programming model that incorporates power trading in unit commitment.

報告書年度

2002

発行年月

2003/03

報告者

担当氏名所属

椎名 孝之

情報研究所

キーワード

和文英文
発電機起動停止問題 Unit Commitment Problem
スケジューリング Scheduling
最適化 Optimization
数理計画法 Mathematical Programming
確率計画法 Stochastic Programming
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