電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
R01022
タイトル(和文)
TCPトラヒックのマルチフラクタル性とルータでの遅延時間特性
タイトル(英文)
Multi-Fractal Nature of TCP Traffic and the Effect for Delay Time in a Router.
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
バーストの大きさが時間スケールを変えても変化しない(相似している)自己相似性があることが知られており,これまで当所では,自己相似トラヒックのモデル化手法の開発や,それを考慮した伝送特性評価を行ってきた[1].さらに,近年では,広く用いられているTCP/IPネットワークにおいても,トラヒックの自己相似傾向が時間によって変動するマルチフラクタル性が現れネットワーク設計に影響が出ることが報告されているが[2],その発生要因や伝送特性への影響は明らかになっていない.本報告では,TCP/IPネットワークにおけるマルチフラクタル性の発生要因を解明するため,パケット廃棄によるTCP輻輳制御に着目し,パケット到着間隔分布とルータにおける遅延時間の観点からマルチフラクタル性を明らかにしている.
概要 (英文)
The self-similar nature of network traffic has been observed in a variety of network environment, and its causes have been traced to various factors.Also, in these days, it is reported that network traffic has the multi-fractal nature. This nature effects on traffic burst or queueing delay time, which is depended on time.We focus on TCP flow control mechanism and analysis the correlation between the packet loss ratio and changed traffic pattern.Finally, we show the correlation between TCP flow control mechanism and the multi-fractal nature.
報告書年度
2001
発行年月
2002/04
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
土井 博生 |
情報研究所 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
TCP | TCP |
フラクタル | Fractal |
輻輳 | Burst |
トラヒック | Traffic |