電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R00022

タイトル(和文)

独立成分分析による電力機器動作監視手法

タイトル(英文)

State Monitoring of Electric Appliances by Independent Component Analysis

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

工場・家庭などの電気機器の動作状態の監視において、個別機器に計測伝送装置を設置せずに各機器の動作状態を推定する技術は,装置設置コストの低減や計測伝送装置の設置が難しい機器の監視に重要である。このための技術として、監視対象機器の個別の特性データがなくても,総電流値のみに基づいて接続機器の動作状態を推定できる手法を開発した。本手法は、各機器の電流変化が独立にであるという性質と各機器が固有の高調波強度比を持つという仮定に基づいて、総電流値の各周波数別の電流変化から各機器の電流変化を推定する。さらに、機器固有の動作モデルを利用できる場合は、それを利用することで推定精度を向上できる。本手法を稼動10機器の電流計測結果に対して適用し、主要機器の動作状態(電流変化)をほぼ再現できることを確認した。

概要 (英文)

For efficient use of electric appliances at offices, factories or home, the monitoring of states of each appliance is indispensable activity. Usually, measuring equipments with information transmission devices are set up for each appliance. However, the amount of monitoring cost becomes larger when the number of target equipments is large and in some cases, some environmental condition does not allow the setup. We developed a method to separate the derivation of currency of equipments from only the amount of currency of component appliances by the assumption of independent asynchronous control of each appliance and linearity of harmonic waves of each appliance. The experiment shows that the two assumptions are approximately satisfied for the derivation of currency and the proposed method separated several sources including the ones corresponding to two air-conditioners.

報告書年度

2000

発行年月

2001/07

報告者

担当氏名所属

篠原 靖志

情報研究所

由本 勝久

狛江研究所需要家システム部

中野 幸夫

狛江研究所需要家システム部

キーワード

和文英文
状態監視 State Monitoring
独立成分分析 Independent Component Analysis
信号分離 Signal Separation
適応学習 Adaptive Learning
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