電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R00011

タイトル(和文)

熱画像と距離情報を統合した設備診断手法の開発

タイトル(英文)

Diagnosis System for Power Apparatuses by Integration of IR Image and Disparity Map

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

熱源が直近にある場合,熱画像を用いた熱画像処理だけでは,対象機材と他の物体とを識別し異常判定することが困難である.そこで,ステレオ画像から得られる距離情報を利用して,対象機材だけを抽出する手法を組み合わせてこの問題を解決する手法を開発した.手法は,(1)距離情報計算部(2)距離情報・熱情報統合部(3)対象機材抽出部(4)異常診断部からなる.開発した手法を用いて,対象機材と1.5m離れたところにおいた発熱体と分離させて識別する実験を行い,直近に発熱体があっても異常診断可能なことを確認した.

概要 (英文)

When there are an apparatus, which should be diagnosed, and another neighbor heat source, it is hard to distinguish the apparatus from another heat source by a thermal image. Then we developed method of apparatuses on a distribution poles by integration of IR-image and a disparity map. This method has 4 sub systems: (1) generation of a disparity map by multiple cameras, (2) transformation of a disparity map from visible image space to thermal image space and synthesis between a disparity map and a thermal image, (3) extraction of apparatuses on a thermal image by a disparity map, (4) Diagnosis of apparatuses by temperature gradient. We verified this method experimentally.

報告書年度

2000

発行年月

2001/07

報告者

担当氏名所属

石野 隆一

情報研究所

キーワード

和文英文
熱画像処理 Infrared Image Processing
配電機材 Distribution Apparatus
ステレオ画像 Stereo Image
設備監視 Monitoring System
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