電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R00007

タイトル(和文)

光電波融合通信システムの伝送特性予測手法の開発(その1) -電気/光・光/電気変換器の非線形特性の考慮-

タイトル(英文)

Development of prediction method for transmission characteristics of the radio-on-fiber system (part 1)-Consideration of nonlinear characteristic of the electrical/optical and optical/electrical converter-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

光電波融合通信システムにおける電気/光変換器、及び光/電気変換器の変換特性は一般的に非線形であり、出力波形が歪むことにより伝送特性が劣化する可能性がある。そこで、これらの変換特性を近似多項式により表す事で、信号波形に非線形歪みを反映させるシミュレーション手法を開発した。また、非線形性を表す尺度としてIM3(Inter Modulation of the 3rd order)を実験及びシミュレーションにより求め、提案手法の動作を確認た。さらに、2.4GHz帯無線LANを用いた光電波融合通信システムによるビット誤り率測定実験結果と、提案手法を応用したビット誤り率のシミュレーション結果との比較により、マイクロ波帯位相変調信号への本伝送特性予測手法が適用可能である事を示した。

概要 (英文)

In the radio-on-fiber system, electrical/optical and optical/electrical conversion characteristics have nonlinearity, and transmission characteristic of the radio-on-fiber system may degrade because of this nonlinearity. Then, we propose simulation method reflecting the nonlinear effect on the signal waveform through polynomial approximation of conversion characteristic function. We verified the behavior of the simulation method through comparison of the experimental IM3 measurement result with simulated one. Here, the IM3 is measure of the nonlinearity of the devices. And we show adequacy of the simulation method through the comparison of the experimental bit error rate measurements and simulated bit error rate measurements of the radio-on-fiber system using 2.4GHz wireless LAN.

報告書年度

2000

発行年月

2001/04

報告者

担当氏名所属

宮下 充史

情報研究所

高見 啓一郎

情報研究所

芹澤 善積

情報研究所

キーワード

和文英文
光電波融合通信 Radio-on-fiber system
非線形特性 Nonlinear characteristic
バイアス特性 Bias characteristic
多項式近似 Polynomial approximation
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