電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Q06014

タイトル(和文)

使用済燃料コンクリートキャスク貯蔵用キャニスタ候補材の塩化物応力腐食割れ特性(その5) -SCC評価および塩分流入低減技術の考案-

タイトル(英文)

Chloride induced stress corrosion cracking of candidate canister materials for concrete cask storage of spent fuel Vol.5 -Evaluation of SCC and development of salt particl collection device-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

中間貯蔵施設は、キャスクの熱による自然冷却システムが採用されている。海岸付近に建てられたコンクリートキャスクの貯蔵施設では、塩分を含む空気が施設内に流入し、キャニスタのSCCを引き起こす原因となる。
キャニスタの健全性評価に必要なデータを取得した。キャニスタ候補材は46000hの定荷重試験によっても破断しなかった。腐食試験と電気化学計測を行い、SCC発生のおおよその下限温度を得た。
本研究では、自然冷却を阻害しない低圧損で流入塩分を低減できる塩分流入対策を施設の給気口に設置する方法を提案し、その効果を定量的に評価する試験を開始した。

概要 (英文)

As for interim storage facilities, a nature cooling system is adopted. At the storage facilities of concrete casks built near the seashore, the air including the sea salt particles goes into the storage facilities and could cause SCC of the canister.
Data to demonstrate integrity of canister are obtained. Candidate canister materials did not fail by constant load test until 46000h. Lower limit of temperature for SCC is estimated through corrosion test and electrochemical measurement.
In this study, we propose the salt particle collection device with the low flow resistance which doesn't obstruct nature cooling at the air inlet of the storage facility, and have started the test which evaluates the effect quantitatively.

報告書年度

2006

発行年月

2007/06

報告者

担当氏名所属

谷 純一

材料科学研究所 機能・機構発現領域

竹田 浩文

地球工学研究所 バックエンド研究センター

黛 正己

材料科学研究所 機能・機構発現領域

新井 拓

材料科学研究所 機能・機構発現領域

三枝 利有

地球工学研究所

キーワード

和文英文
使用済燃料 Spent Fuel
コンクリートキャスク Concrete Cask
キャニスタ Canister
応力腐食割れ Stress Corrosion Cracking
塩分流入低減 Salt Particle Collection
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