電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Q06003

タイトル(和文)

高安全材料を用いた大型化可能なリチウム二次電池の開発(Ⅰ) -オリビン型LiFePO4正極及び高分子・イオン液体を電解質として用いた特性評価-

タイトル(英文)

Research and Development of Lithium Secondary Batteries using High-Safety Materials for Large-Scaled Energy Storage Electrochemical Devices -Investigation that Combines Olivine-Structured LiFePO4 Cathode and High Safety Electrolyte Materials, Polymer Electrolytes and Room-Temperature Ionic Liquids-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高安全、長寿命かつ大型化可能な蓄電システム構築のため、電解質に高分子固体電解質、および室温溶融塩(イオン液体)を用いたリチウム二次電池の研究開発を進めた。電解質のイオン導電性、電極/電解質界面特性、および電池特性を系統的に比較検討し、出力特性は各電解質のイオン導電性に依存すること、運転環境温度を適切に設定することによりいずれの電池系でも1時間率運転程度の高出力放電に対応可能であることを明らかにした。また、充放電可逆性については、いずれの電池系でも100サイクル以上の安定した特性を示し、長寿命電池系として有望である見通しを得た。

概要 (英文)

For the purpose of realizing enlargement of long-life and safe rechargeable batteries, a lithium secondary battery that uses a solid polymer electrolyte (all-solid-state lithium polymer secondary batteries) or a room temperature ionic liquid (ionic liquid lithium batteries) was investigated. Bulk ionic conductivity of electrolytes, interfacial property at electrolyte / electrode interfaces, and battery properties were measured using various electrolytes. All-solid-state lithium secondary batteries and ionic liquid lithium batteries showed high charge-discharge reversibility over 100 cycles. And also, rate performances were correlated with bulk conductivity and interfacial property and so on.

報告書年度

2006

発行年月

2007/02

報告者

担当氏名所属

小林 陽

材料科学研究所 材料物性・創製領域

関 志朗

材料科学研究所 材料物性・創製領域

宮代 一

材料科学研究所 材料物性・創製領域

大野泰孝

電力テクノシステムズ(株)

宇佐美 章

材料科学研究所 材料物性・創製領域

三田 裕一

材料科学研究所 材料物性・創製領域

寺田 信之

材料科学研究所 材料物性・創製領域

キーワード

和文英文
リチウム二次電池 Lithium secondary battery
高分子固体電解質 Solid polymer electrolyte
イオン液体 Room temperature ionic liquid
高安全・大型化 High safety Enlargement
充放電特性 Charge-discharge performance
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