電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N12004

タイトル(和文)

複数配置された太陽光発電パネル周り流れのシミュレーション -解析コードの適用性評価と空気力特性の機構解明-

タイトル(英文)

Numerical simulation of flow around photovoltaic panels arranged in rows - Evaluation on applicability of numerical codes and explanation of aerodynamic force characteristics -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

矩形状に複数列配置された大規模太陽光発電設備(メガソーラー発電所)の太陽光発電パネルの空気力特性を評価することを目的としたラージエディシミュレーションを行った。九州工業大学で実施された風洞実験結果との比較により、シミュレーション結果の妥当性を示し、さらにシミュレーション結果を元にパネル周りの詳細な流れ場を示した。得られた流れ場から、最上流側のパネルによって剥離が形成されることで下流側パネルの空気力が低下することが明らかとなった。また、パネル側端部で生じる円錐渦によって局所的に空気力が増加することが示された。

概要 (英文)

We investigated the aerodynamic features of ground-mounted photovoltaic (PV) panels using large-eddy simulations, especially paying attention to the sheltering effects of square panel arrays, which correspond to a large PV power plant (what is called 'mega-solar plants'). After evaluating the applicability of the simulations through the comparisons with the wind-tunnel experiments performed at the Kyushu Institute of Technology, we depicted the details of aerodynamic flow characteristics around the panels. The visualized simulation results showed that flow separations behind the most upstream panel cause the reduction in the wind-forces of lee-ward panels, and the vortex rows generated at the edge of the panels locally increase in wind-forces.

報告書年度

2012

発行年月

2012/08

報告者

担当氏名所属

村上 貴裕

地球工学研究所 流体科学領域

服部 康男

地球工学研究所 流体科学領域

江口 譲

地球工学研究所 流体科学領域

キーワード

和文英文
メガソーラー発電所 Large photovoltaic power plant
太陽光パネル Photovoltaic panel
風力係数 Wind force coefficient
耐風設計 Wind resistant design
数値シミュレーション Numerical simulation
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry