電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N11035

タイトル(和文)

締固めたベントナイトの吸水膨潤過程のモデル化(その2)-飽和・不飽和ベントナイトの膨潤モデルの提案とその検証-

タイトル(英文)

Modeling swelling process of compacted bentonite (Part2)-Proposal of swelling model for saturated and unsaturated bentonite and its verification-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

放射性廃棄物処分では,人工バリアの一つとして締固めたベントナイト系材料を用いることが検討されている.ベントナイト系材料は,飽和すると膨潤するため,放射性廃棄物処分施設の閉鎖後の地下水浸入による飽和に伴い,施工時の不均一な密度の再分配,廃棄体の変位などの事象が生じる可能性がある.これらの事象の評価精度を向上させることは,放射性廃棄物処分施設の長期的な評価の不確実性を低減させることに寄与すると考えられるが,現状では,ベントナイトの吸水膨潤時における応力・ひずみ挙動を適切に表わせるモデルがないため,十分な評価がなされていない.そこで,飽和に伴うベントナイトの吸水膨潤時の応力・ひずみモデルを提案し,その適用性を検討した.その結果,提案モデルにより飽和過程ならびに飽和後のベントナイトの挙動をほぼ表わすことができることがわかった.

概要 (英文)

In the current concept of repository for radioactive waste disposal, compacted bentonite as well as bentonite-based material will be used as an engineered barrier mainly for inhibiting migration of radioactive nuclides. Since bentonite-based material swells when it is saturated, dry density of compacted bentonite will be redistributed and container of radioactive wastes will move during infiltration of underground water. Accurate evaluation of these events is effective in decreasing uncertainty in long term safety evaluation of radioactive waste facilities. However, sufficient evaluation is not conducted because behavior of bentonite material during saturation process is not clarified sufficiently. Thus, in this study, stress-strain model of bentonite material during saturation process is proposed and applicability of the model is investigated. Consequently, it is revealed that the proposed model can simulate stress-strain behavior of compacted bentonite during saturation process.

報告書年度

2011

発行年月

2012/04

報告者

担当氏名所属

田中 幸久

地球工学研究所 バックエンド研究センター

中村 邦彦

地球工学研究所 バックエンド研究センター

キーワード

和文英文
ベントナイト Bentonite
膨潤 Swelling
不飽和土 Unsaturated soil
応力・ひずみモデル Stress-strain model
数値シミュレーション Numerical simulation
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