電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
N08009
タイトル(和文)
高レベル放射性廃棄物処分施設への低アルカリ性セメントの適用性に関する研究(その1)-セメント系材料の適用部位と要求機能-
タイトル(英文)
Application Study on Low Alkaline Cementitious Materials for Deep Geological Repository of High Level Radioactive Wastes (Phase 1)-Requirements for Use of Cementitious Materials in Deep Geological Repository System-
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
本報告書では,周辺環境への高アルカリ性成分の影響を低減可能な低アルカリ性セメントの高レベル放射性廃棄物の地層処分施設に対する適用性を評価するため,当該施設で使用されるセメント系材料の要求性能と適用部位を既往の文献に基づき調査・整理した.その結果,高レベル放射性廃棄物に使用されるセメント系材料には,それぞれの部材に必要となる(1)力学安定性,(2)化学的安定性,(3)施工性を満足するよう選定する必要があることを示し,各部材に必要となる要求性能を整理した.また,地下水や廃棄体熱の影響を考慮して材料や配合を選定する必要があることを示した.
概要 (英文)
In this report, applied parts and required performances of cementitious materials in high level radioactive waste disposal facility were discussed based on literature reviews in order to investigate the applicability of low Alkaline cement which can reduce the Alkaline impact to surrounding environment. As a result, it was indicated that cementitious materials should be selected from the viewpoints of (1) structural performance, (2) long term chemical resistance and (3) workability under construction. Also the influence of ground water and heat from radioactive waste should be evaluated when the materials and mixing proportion of cementitious materials is selected.
報告書年度
2008
発行年月
2009/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
西田 孝弘 |
地球工学研究所 バックエンド研究センター |
共 |
廣永 道彦 |
地球工学研究所 バックエンド研究センター |
共 |
山本 武志 |
地球工学研究所 バックエンド研究センター |
共 |
西内 達雄 |
地球工学研究所 構造工学領域 |
共 |
杉山 大輔 |
原子力技術研究所 放射線安全研究センター |
共 |
小林 保之 |
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
共 |
山田 勉 |
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
共 |
内藤 守正 |
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
共 |
油井 三和 |
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
共 |
中山 雅 |
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
共 |
佐藤 治夫 |
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
高レベル放射性廃棄物 | High-level radioactive waste |
地層処分 | Deep geological disposal |
セメント系材料 | Cementitious materials |
要求機能 | Requirements |
低アルカリ性セメント | Low alkaline cement |